2007年10月29日(月) ハムとチョコに気絶
今朝も早くに目が覚めたので、ゆっくりとお風呂に浸かる。
そして、朝ご飯の後、サン ジャン ド リュズの海岸をお散歩。
波の音や潮の香を楽しみながらのお散歩なんて、本当に久しぶりのこと。
昨日の夜、夕ご飯を食べる前にもお散歩したけれど、ここはとても美しい町。
ちなみに、フランスの作曲家、モーリス ラヴェル(Maurice RAVEL)は、隣り町シブール(Ciboure)の生まれ。
パリに移り住んだ後もサン ジャン ド リュズをこよなく愛し、たびたび訪れていたのだとか。
その後、時折パラパラと小雨が降る中を、車で大西洋岸を北上。
途中、静かな海水浴場をいくつも見て廻りながら(秋の海水浴場って、何だか寂しくていい感じ…)ビアリッツ(Biarritz)の町へ。
さらに北上を続けて、バスク地方の中心地、バイヨンヌへと戻る。
レンタカーを返して、郷土料理のお店、バイヨンネ(Bayonnais)でお昼ご飯。
ここは、ミシュランガイドで、ビブ グルマン(Bib Gourmand)を獲得したレストラン。
相方(水野)は、郷土料理の定食(前菜、主菜、デザートのセット)を選択。
僕は、バスクの名物、バイヨンヌのハム(前菜)とワインを注文。
「あらっ、前菜だけ? 量が少ないけど足りる?」
…と、おっしゃるお店のマダム。
しかし、目の前に運ばれてきたお皿を見てビックリ!
もう、ハム山盛りですから…。
食後は、バイヨンヌの町をお散歩。
雨も上がり、しっとりと濡れた町がとても印象的。
ところで、バスク地方と言えば、フランスのチョコレート発祥の地。
しかもここバイヨンヌには、老舗、カズナーヴ(Cazenave)があります。
この機を逃してはならぬと、名物のショコラ ムスー(Chocolat mousseux)をいただいたけど…、ギャ~、甘い~(気絶…)。
チョコレートと一緒に大きなピッチャーに入ったお水が出てきたのもうなずけます。
さて、楽しかった旅もいよいよ終わり…。
しかし、ここはスペインとの国境の町。
パリまではTGV(フランスの新幹線)で約5時間半もかかります。
「あぁ~、日本なら駅弁が楽しみだけど、フランスには無いし…。バイヨンヌの生ハム弁当とかあればいいのに…」
…という相方。
しかたなく、駅の売店で生ハムのサンドイッチとボルドー銘菓のカヌレを購入(今回の旅で、一体何個のカヌレを食べたのか…)。
フランスの、南西の端っこの美しい風景や美味しい秋の味を思い出に、一路パリへと戻ります。
なお、今回の旅の様子は、「フランスふれあい街歩き」のコーナーにも掲載しています。
どうぞ、合わせてご覧ください。
- フランスふれあい街歩き - 023 ボルドーとバスクへ1/4
- フランスふれあい街歩き - 024 ボルドーとバスクへ2/4
- フランスふれあい街歩き - 025 ボルドーとバスクへ3/4
- フランスふれあい街歩き - 026 ボルドーとバスクへ4/4
- モーリス ラヴェル
- ビアリッツ
- Bayonnais
38 quai Corsaires 64100 Bayonne - パリのおすすめレストラン - 010 バイヨンネ
- Cazenave
19 Port Neuf 64100 Bayonne
サン ジャン ド リュズ、朝の海岸にて。
10月も終わりだというのに、水着姿のマダムが…。
この後、彼女は、何のためらいもなく海の中へ。
よほど、この海が恋しかったのでしょうね。
秋の大西洋。
思いのほか大きな波が打ち寄せていてビックリ!
フランスでも、この辺りは波乗りが楽しめるところ。
数名のサーファーを見かけました。
バスク地方の名物、バイヨンヌのハム。
「足りる?」とおっしゃるマダムの言葉に反し、山盛りのハムが…。
これに美味しいワインがあれば十分です、はい。
バスク地方の中心地、バイヨンヌ。
秋の雨に濡れ、しっとりと静まり返った町並み。
とても雰囲気のある、いい町だった。
これぞ、フランスのチョコレートの原点(?)。
1854年創業の老舗カズナーヴのチョコラ ムスー(手前)。
直訳したら、泡立てチョコレートという感じでしょうか。
もぅ~、甘すぎて気絶…。
また、左奥にあるのはショコラ オ レ。
見てください、この色、もぅ~真っ黒です。
お味は、もっと甘くて、2度気絶…。
バイヨンヌ、ニーヴ川(Nive)沿いの家並み。
まるで、おもちゃのお家を並べたかのよう…。