052 ピレネーの山懐へ2/3
フォンフォワード修道院のマダムに教えてもらったレストラン。
ナルボンヌ(Narbonne)の郊外、ビザネ(Bizanet)の村にある、ラ ターブル ドゥ シャトー(La Table du Chateau)。
●La Table du Chateau
16 rue de Paris 11200 Bizanet
アミューズ(amuse)として出されたホタテ貝のお料理。
アミューズとは、前菜の前に供されるちょっとしたお料理のこと。
日本で言う「お通し」や「突き出し」、「小付け」のような感じ。
前菜の、サーモンのマリネ。
よほど美味しかったのか、凪さん1人で、ほとんど食べちゃった…。
前菜の、軽く炒めたアスパラガスとフォアグラ。
アスパラガスは、フランスの春の味。
お魚料理はルジェ(rouget:ヒメジ)。
皮はパリッ!として香ばしく、身はプリッ!として甘く…。
地物の仔牛2種と、野菜のラタトウィユ風コンフィ。
ローズマリーの香りが効いた、甘めの味付け。
豚の胸肉のコンフィ。
これ、最近食べたお料理の中でダントツに美味しかった…。感動の味。
ガリゲット(gariguette)と呼ばれる苺を使ったデザート。
これまた、春の訪れを感じさせてくれる味と香り。
同じく、ガリゲット(gariguette)を使ったデザート。
正直、こんな田舎のレストランのお料理なんて…と、期待していなかった。
ところが、手入れが行き届いた店内といい、給仕さんの丁寧な対応といい、そして、素材の旬や鮮度を活かしたお料理といい、本当に素晴らしかった。
「また是非、来たい!」と思わせるお店、本当にお薦めです。
フランス南部、地中海に面したコリウール(Collioure)の町。
スペインとの国境までは、およそ20キロ。
コリウール。
ここはマティスが愛した町。
またピカソやフジタも訪れている。
港の突端に立つのは、ノートルダム デザンジュ教会。
今日は、スペインの方向から次々と黒雲がやってくる生憎のお天気。
しかもこの後、突風とどしゃ降りの雨に見舞われた…。
地中海に面して立つ、コリウール城。
パリに住むフランス人の友人に…
「フランス南部、ペルピニャン(Perpignan)の辺りに出かける」
…と言ったら…
「是非、コリウールにも行ってみて。きれいな町だから」
…と言われた。
今日は時折雨の降るお天気だったけれど、それでも十分にきれいだった。
コリウールの町にて。
建物の色が明るく、そして可愛い。
春先の、曇りや雨の日でもこんなだから、真夏の、強い日差しの下では、さぞや美しいことだろう…。
コリウール。
陽気な店員さんのいるお店で、楽しくお昼ご飯を食べた。
「フランスの美しい村」に登録されているウス(Use)。
私達の他に訪れる人もなく、とても静かなところだった…。
「フランスの美しい村」に登録されているモッセ(Mosset)。
かなり山深くにあり、辿り着くまでに心細くなる程だった…。
ピレネーの山懐に抱かれたヴェルネ レ バン(Vernet les Bains)の村。
スペインとの国境、ピレネーの山々は、まだ雪に覆われたまま。
スペインとの国境近く、ヴェルネ レ バンの村にて。
急な斜面に折り重なるようにして建つ家々。
村の1番上にある教会を目指して、お散歩を楽しみました。
ヴェルネ レ バン。
どこか、日本の温泉地にも相通ずるような雰囲気。
黄色と赤は、カタルーニャ(Catalunya)地方のシンボルカラー。
黄金と血を表す…。
ヴェルネ レ バンの村にて。