044 美しの島コルシカ1/3
パリのオルリー空港からコルシカ島のバスティア(Bastia)空港へ。
飛行時間は約90分。
地中海に浮かぶ美しの島、コルシカが見えてきた。
コルシカ島への着陸間際、島で2番めに大きな町、バスティアが眼下に。
エールフランス航空の7582便は、コルシカ島のバスティア空港に到着。
タラップから直接地上に降りる。
早春の日差しも、吹く風も心地良い。
空港でレンタカーを借りてコルシカ島観光へ出発。
最初に訪れたのはLoreto di Casinca村。
村の人に「この村の名前は何というのですか?」と何度も尋ねたけれど、発音が難しくて、とうとう覚えることができなかった…。
仕方なく、私達はロルトと略して呼ぶことに。
ロルトの村。
村のあちらこちらに花が咲き、まさに早春という感じ。
田舎の春の美しさを満喫しました。
ロルトの村に着いたのはお昼頃。
偶然、道ですれ違ったおばさまに…
「この村に食事できるところはありますか?」
…と尋ねたら…
「ちょっと待ってて」
…とおっしゃって、小径に入って行かれました。
そして、しばらくして戻って来て案内されたのがこのお店。
右側のちょっと大きな窓みたいなのが、実は入口のドア。
店内も小さくて、テーブルが4つあるのみ。とても素朴なお店でした。
ロルトにて。
村の人口は300人弱とのこと。
とても静かなところ。
ロルトの教会。
とても小さな村だけど、村の中心に立派な教会がある。
中を覗いたら、若い女性が1人、黙々と修復作業を進めていた。
「そうか、フランスにはそういう仕事もあるのだな」と、初めて知る。
ロルトからの眺め。
山の斜面にへばり付くようにして立つ家々。
遠くに見えるのは、春の地中海。
ロルトの村を後にして山道を下る。
今回の旅で、この島にはこのような山村がたくさんあることを知った。
静かでのどかな村を巡るのが大好きな私達にとっては、いくら時間があっても足りないところ。
コルシカ島、ヴァンゾラスカ(Venzolasca)の村。
ヴァンゾラスカの村。
崖の上の家々と、その中央にそびえる教会の鐘楼。
ずっと長い間、変わらぬ風景なのでしょうね…。
ヴァンゾラスカの村で出会ったオーギュストさん。
僕がカメラ片手にぶらぶらしていたら、声をかけてくださった。
彼は、この村で生まれ、ここで育ったとのこと。
僕の下手なフランス語にも、丁寧に付き合ってくださった。
ヴェスコヴァト(Vescovato)の村。
山間の岩山の上に、折り重なるようにして家々が立ち並ぶ。
ヴェスコヴァトにて。
急斜面に立つ家々の間は、小径と、無数の階段と、短いトンネルによって結ばれている。
ホント、迷路みたい…。
春の地中海。
ひねもす、のたりのたりかな…。
コルシカ島、内陸部の風景(その1)。
荒涼とした大地が続く。
そしてそんな風景の中を、静かに風が渡って行く。
コルシカ島、内陸部の風景(その2)。
島の中心部には標高2000メートル級の山々が連なる。
何と、最高峰は2700メートルを越えるのだとか!?
地中海に浮かぶ島というから温暖な気候を想像していたけれど、雪を頂く山々を目の前にして、あらためてビックリ!
コルシカ島、カルヴィ(Calvi)の町。
島の北西部にある、明るい感じの港町。
港に面してたくさんのレストランが軒を連ね、賑わいを見せる。
カルヴィの町にて。
岬の突端、城壁に囲まれた古い町並みの中に、小さな教会が1つ。
カルヴィにて。
本当はこの町から出ている遊覧船に乗るつもりだったけれど、今日は運行しないことが判って、予定を変更することに…。
この後、目の前に見える海岸に降りて、親子3人水遊びに興じる。
カルヴィの町にて。
今日は本当に暖かい、ポカポカとした春の1日。
こんな日に、ヨットで沖に出たら気持ちいいだろうな~。
カルヴィの町でお昼ご飯。
ここはイタリアに近いせいか、パスタが美味しい。
生麺にバジルとオリーブオイル、松の実で味付けしたシンプルな一皿。
地元カルヴィの町で作られた、キリリッと冷たい白ワインと一緒に。
ドライブの途中、車を路肩に停めて、しばし風景を楽しむ。
この島は、予想以上にスケールの大きな風景が多い。
その感動を写真に収めようと思ったら、広角レンズは必須。
島の内陸部へと進み、「フランスの美しい村」に登録されているサン タントニーノ(Saint Antonino)の村を目指す。