036 冬のブルゴーニュ食べ歩き3/3
ヴェズレー(Vezelay)の村から、ソーリュー(Saulieu)の町へ。
しかし、ヴェズレーからソーリューまではそれほど離れていないので、途中、あちらこちら寄り道をする。
写真はその時に立ち寄った湖。
静かな林を抜けると、突然、目の前に美しい風景が広がった…。
なだらかな丘陵と冬枯れの森に囲まれた美しい湖。
湖面を渡る風は冷たいけれど、その風に吹かれて心が清々する。
冬のブルゴーニュ。
12月の中旬、日中でも湖面には薄氷が張っている。
フランス ブルゴーニュ地方、ソーリューの町。
その昔、パリとリヨン(Lyon)とを結ぶ街道の重要な宿場町だったところ。
しかし現在は、ひっそりとした田舎町という感じ…。
ソーリューを訪ねた目的は、ルレ ベルナール ロワゾー(Relais Bernard Loiseau)に泊まること。
そして、ミシュランの三ツ星を獲得し、フランス料理の概念を変えたとも言われる「水の料理」を食べること。
●Relais Bernard Loiseau
2 rue d'Argentine 21210 Saulieu
宿にチェックインをした後は、ソーリューの町をお散歩。
写真は、町の中心に立つサン タンドシュ(Saint Andoche)教会。
ロマネスク様式の、飾り気のない造り。
サン タンドシュ教会にて。
この扉の鍵は2番(鍵穴が、数字の2の形になっています!)。
お散歩の後は、夕ご飯までの時間を、宿のプールやスパで過ごす。
オフ シーズンの今、まるで貸し切り状態。
プール脇に置かれたデッキチェア。
クリスマス ツリーのあるお庭を眺めながら、ゆったりとしたひと時を過ごす。
ルレ ベルナール ロワゾーの建物とお庭。
建物の正面からは想像できない程に広くて美しいお庭が広がる。
名物料理「蛙のもも肉、ニンニクのピュレとパセリのソース添え」。
こちらは名物のデザート。
なお現在では、亡きロワゾーさんの名物料理の他に、後を受け継ぐシェフ達によって創られた新しいお料理をいただくこともできる。
ルレ ベルナール ロワゾーでの朝ご飯。
ここの朝食は、スモール ラグジュアリー ホテル協会から、「世界一の朝食」と賞賛されたのだとか。
知りませんでした…。
ルレ ベルナール ロワゾーの朝ご飯。
手作りのコンフィチュール(confiture:ジャム)やモルヴァン地方のはちみつ。
食いしん坊の私達。
焼きたてのパンとともに、すべてのコンフィチュールや、はちみつをいただきました。
フランス、ブルゴーニュ地方、ボーヌ(Beaune)の町へ。
写真は、ブルゴーニュ地方独特の屋根を持つオテル デュー(Hotel Dieu)。
「神の館」という意味のこの建物、その昔は病院だった。
ボーヌの町でお昼ご飯(ついさっき、世界一の朝食を食べたばかりなのに…)。
やはりブルゴーニュと言えば、これ。
エスカルゴ(escargot:かたつむり)。
そしてもう1つ、ブルゴーニュといえば、ブッフ ブルギニョン(Boeuf bourguignon:ブルゴーニュ風牛肉の赤ワイン煮)。
決して上品なものではなく、まさに郷土料理といった感じ。
ボーヌの町の、ワイン博物館にて。
展示されていたぶどう畑の地図をパチリ。
ヴォーヌ ロマネ(Vosne Romanee)村、ロマネ コンティの畑の辺り。
ヴォーヌ ロマネ村。
ロマネ コンティの畑の石板。
ロマネ コンティの畑。
写真では、広々とした畑に見えるけれど、ロマネ コンティと呼ばれる畑は、目の前の、ほんの一角。
ここから、年に6,000本くらいのワインが造られる。
ブルゴーニュ地方、ヴォーヌ ロマネ村のぶどう畑。
この辺りには、ブルゴーニュ有数の特級、1級の畑が続く。
枯れ枝に、超高級ワインの素(ぶどうの実)が残っていました。
ちょっと摘んでみたかったけれど、ここはグッと我慢(畑には立ち入らない)。
ぶどう畑に囲まれた、ヴォーヌ ロマネの村。
クロ ド ヴージョ(Clos de Vougeot)の辺りで日が暮れる…。
2泊3日の短い旅だったけれど、本当に良く食べ、そして良く飲んだ。
食いしん坊万歳! そして、冬のブルゴーニュに乾杯!