031 アルザスへの旅5/5
アルザス(Alsace)地方、リクヴィル(Riquewihr)の村。
晩秋のこの時期、訪れる人も少なく、村はとても静かだった…。
今晩は、昔ぶどう(ワイン)農家だったという宿に泊めていただく。
リクヴィルの村のヴィンステュブ(winstub)。
言うなればアルザス風の居酒屋さん。
アルザスの郷土料理や地酒を楽しむことができる。
アルザスの郷土料理、タルト フランベ(tarte flambee)。
サクサクとした極薄のピザ…という感じ。
地ビールとの相性も抜群。
同じくアルザスの郷土料理、ベックオフ(Baeckeoffe)。
お肉やじゃがいも、にんじん、玉ねぎなどを白ワインで煮込んだもの。
秋の終わり、温かいものが恋しくなる季節には最高のお料理!
ここに来て、これを飲まないわけには参りません!
しかし、アルザスワインは、代表的なぶどう品種だけでも7種類。
そのすべてをボトルで注文していたら酔っぱらってしまいます…。
そこで、グラスで注文して、いろいろなぶどう品種や味を楽しむことに。
なお、アルザスワインは、柄や台座の部分が緑色のグラスで供される。
アルザスと言えば、クリスマスの市が有名。
クリスマス本番を1か月後に控え、小さな村もクリスマス一色でした。
これはリクヴィルの村で見かけたクリスマス用品の専門店(雑貨店)。
しっとりとして、それでいてどこかワクワクするような、夢の世界。
カイゼルスベルク(Kaysersberg)。
美しく、そしてなだらかな丘の麓にある、とても可愛らしい村。
季節はずれのこの時期、村はひっそりと静まり返っていました。
パン屋さんで焼きたての小さなクグロフを買い、朝ご飯に食べた。
アルザスと言えば、こうのとり。
旅の途中、どこかで見ることができるかな?と思っていましたが…。
いました! いました! 村はずれの塔の上に!
予想していたよりも、ずっと大きかったこうのとり。
この後、翼を広げてバサバサと飛んで行きました…。
その大きさに、あらためてビックリ!
アルザスのワイン街道を往く。
本来は、フランス国道の83号線(N83)のことをそう呼ぶらしい…。
しかし、交通量が多いため、のんびり走るのには向かない。
そこで、もう1本西側(山側)に伸びる、細い農道を進むことに。
途中、迷子になったり、行き止まりがあったりするけれど…。
美しいぶどう畑に囲まれた、小さな村々を巡ることができます。
ぶどう畑に囲まれたニーデルモルシュヴィール(Niedermorschwihr)。
ニーデルモルシュヴィールは、人口約550人。
しかし、この小さな村にあるのが、世界で1番と賞されるお店…。
それが、メゾン フェルベール(Maison Ferber)。
村も小さいけれど、店構えも小さくて可愛い。
世界一美味しいと言われるコンフィチュール(confiture:ジャム)。
山々が連なるアルザス地方は、果物の生育にも適した土地。
季節の素材を使った、たくさんのコンフィチュールが並ぶ。
ここはコンフィチュールだけを売るのではなく、村で唯一の食料品店。
パン、野菜、お惣菜、雑誌、雑貨など、さまざまなものが並ぶ。
そして、こんなに可愛らしいお菓子も。
ニーデルモルシュヴィールの村にて。
手入れの行き届いた、美しい村。
フランス、アルザス地方の小さな村にて。
ぶどう畑に囲まれた小高い丘の上に、三角屋根の時計台。
とても静かな、そして、とてものどかなところ…。
なだらかな山の麓にあるアルザス、ワイン街道の村。
晩秋のこの時期、ひっそりと静まり返っていた…。
煙突から立ち昇る暖炉の煙とその匂いが、村を優しく包む。
リクヴィルにて。
村の入り口にあるのはドルダー(dolder)と呼ばれる塔(鐘楼)。
その下のアーチをくぐって村に入る。
外部からの侵入を防ぐ、砦のような役割を果たしたもの。
アルザス地方の小さな村にて。
とあるお宅の、よろい戸に描かれていたぶどう。
セレスタ(Selestat)の町の西にある、山の上の大きなお城。
その名を、オー クニクスブール(Haut Koenigsbourg)城。
アルザス地方、小さな村の造り酒屋さんにて。
壁にかけられた三角のかごは、昔、ぶどうの収穫に使ったもの。
アルザス地方の素朴な焼き菓子、クグロフ(kougelhopf)。
いろいろな大きさや味、飾りのクグロフがある。
しかし、アーモンドが粒ごと乗っているものが本来の姿。