022 リヨンとペルージュ2/2
フランス、リヨン(Lyon)からペルージュ(Perouges)までは約30km。
中世の面影を色濃く残す村。
ペルージュには、電車もバスも通っていない…。
しかしそれ故に、昔ながらの美しさを現代に残すことができた。
ペルージュの村の直径は200m程。
どんなにゆっくり歩いても、全部見るのに1時間とかからない。
人口は約50人。
一時は、たった8人になったこともあるのだとか…。
楕円形の村の中を、楕円形に回るリュ デ ロンド(RUE DES RONDES)。
文字通り、小さな村の中をクルリと1周する道。
なお、あまりにも小さな村なので、各戸に番地はなし。
泊めていただいた民宿の窓から。
シーズンオフの今、村の中を歩く人もなし…。
漂う秋の香りが心地良かった。
猫:「あれ、どこに行くの?」
僕:「菩提樹の広場まで行きたいんだけど…」
猫:「それなら僕が案内してあげる。ついといで!」
よいしょ、よいしょ…。
よいしょ、よいしょ…。
こっち、こっち! ほ~ら、見えてきた。
猫に案内されてやって来たペルージュの中心、菩提樹の広場。
写真には写っていないけれど、広場の真ん中に菩提樹が1本。
あとは、ホテルが1軒、レストランが2軒、お土産屋さんが3軒あるのみ。
家も、階段も、道も、みんな石造り。
本当に古そうなお家が多いけど、どこもきちんと手入れされてます。
晩秋でも、お花の咲いているお家が多い。
秋の日差しに照らされて輝く草木の葉。
菩提樹の広場にあるレストラン。
名物のガレットと発泡性のロゼワインをご馳走になっちゃった!
夕方、村の中をお散歩。
お天気が良ければ本当にきれいなんだろうけれど…。
でも、秋のシトシトと降る雨に濡れ、これもまた風情があって良い。
菩提樹の広場に面したホテル。
とても趣きのある建物。
村でただ1軒のホテル。
その1階はレストラン。
入り口にメニューが掲げられていたけど、なかなかのお値段だった。
ペルージュの名物、ガレット。
その昔、余ったパン生地にお砂糖をまぶして焼いたのがその始まり。
薄っぺらくて、硬くて、とても素朴な味。
民宿の朝ご飯の果物。
まるで絵画のようでしょ?
フランス第2の都市、リヨン。
ソーヌ河沿いの街並み。
リヨンの街の西にあるフルヴィエールの丘から。
リヨンの街はパリと違って、屋根が赤。
リヨンの旧市街。
ここは、街並み全体がユネスコの世界遺産。
リヨンの新市街から、ソーヌ河対岸の旧市街を望む。
この街は、ソーヌ河とローヌ河の豊かな水に恵まれて、古くから商業都市として発達した。
リヨンの旧市街、サン ジャン大司教教会にて。
旅先で教会に入り、しばし時を過ごすのもいい。
とても心が和みます。
リヨンの街で、ブション(Bouchon)と呼ばれる庶民的なレストラン。
お世辞にもきれいとは言えないけれど、美味しいものがありそう…。
なお、お店の入り口の貼紙には…
「夜のみ営業、20時01分から」
「休みは日曜日、また都合により、ときどき月曜に休むこともあり」
…だって。
またこの他にも…
「うちは、急ぐお客はお断り」
…という貼紙も。
いいな~、この頑固そうなところ。