020 コート デュ ローヌの春2/2
南仏、コート デュ ローヌ。
一面のぶどう畑の中に、小島のように浮かぶ村、セギュレ(Seguret)。
ワインの名産地、コート デュ ローヌのぶどう畑。
緑の葉が茂る頃は、さぞや美しいことでしょう。
南仏の田舎道を往く。
行き交う車も少なく、のどか。
ただし、時折すれ違う車は、猛スピードでビックリ!
ソー(Sault)の町から西へと伸びる地方道942号線。
道路の左側は垂直に落ち込む崖、高さ100mはありそう…。
しかもガードレールはなし!
南仏で唯一(?)、お薦めすることができない道…。
地方道942号線。
時折現れる岩のトンネル。
こんな道が数kmも続き、終始、相方と「怖い、怖い」を連発することに。
「道を誤る」とは、まさにこのことか…。
南仏、ヴェゾン ラ ロメーヌ(Vaison la Romaine)にて。
ミシュランで1つ星を獲得しているレストラン、Le Moulin a Huile。
前菜のフォアグラと、玉ねぎのピューレのパイ包み。
Le Moulin a Huileのお料理、その2。
お魚料理は、ほたて貝かオマール海老のいずれかを選びます。
これはほたて貝。
こんなに大きなほたて貝を見たのは生まれて初めて。
熱を加えた後にこの大きさって、生の時はどれだけ大きかったのか…。
Le Moulin a Huileのお料理、その3。
こちらは、オマール海老。
小ぶりで身が少ないので、むしろミソを楽しむという感じ。
見た目以上にさっぱりしたソースで、素材本来の美味しさを楽しむ。
Le Moulin a Huileのお料理、その4。
お肉料理は、仔羊か鳩のいずれかを選びます。
仔羊は、外側はカリッと、内側はジワッと、美味しかった!
Le Moulin a Huileのお料理、その5。
こちらは、鳩。
鳩って、美味しいのですね(知らなかった…)。
歯ごたえ、歯ざわり、その絶妙さに感激!
南仏、ル バルー(Le Barroux)の村からの眺め。
何もない、小さな村だけど、そこが私達のお気に入り。
南仏、モンブリュン レ バン(Montbrun les Bains)の村。
ここは「フランスの最も美しい村」に登録されているところ。
山あいの、小さな村の教会。
時折響く鐘の音が、この村のリズムを作っているかのよう…。
特に行く当てもなく、また、急ぎもしない私達の旅…。
ポッカリと浮かぶ白い雲と同じように、風に吹かれて流れて行く…。
ラベンダーで有名な、ソー(Sault)の町で。
お散歩していたら、10歳前後と思しき女の子達に声をかけられました。
女の子達:「ねえねえ、あなた達、中国人?」。
私達:「いいえ、日本人です」
女の子達:「えっ! じゃ、知ってる? ○×$&#△%*…!」
私達:「ええっ!?(早口で全然わからないんですけど…)」
Le Moulin a Huileのお料理、その6。
デザートは、特製ミルフィーユか、お花のソルベを選びます。
写真は、特製ミルフィーユ。
相方(水野)曰く…
「帯広名物、六花亭のマルセイ バターサンドを美味しくした感じ!」。
Le Moulin a Huileのお料理、その7。
こちらは、お花のソルベ(sorbet:シャーベット)。
ジャスミン、ローズ、ビオレ(すみれ)の3種類。
どれも素晴らしい花の香り。
南仏、ル バルー(Le Barroux)の村のホテルで飲んだトマトジュース。
タバスコやコショウを少々入れていただきます。
なお、日本では考えられないような、濃いブルーの瓶。
トマトジュースが入っていた時には、真っ黒に見えました!
ラベルにトマトの絵が描いてなかったら、中身が何だか判らない。
- Les Geraniums
place de la Croix 84330 Le Barroux
南仏の小っちゃな村、レエアーネット(Reilhanette)。
村にあるホテル兼レストランのルスター ド ラ フォン(L'Oustau de la Font)。
これは、いただいたお昼ご飯のデザート。
ヤギのチーズに、南仏カマルグ湿原で採れたお塩が混ぜてある。
さらに、同じく南仏特産のオリーブオイルと、トマトを少々。
さっぱりしていて、本当に美味しい(今日のお天気にピッタリ)♪
こちらは、アイスクリーム。
中はバニラとフランボワーズの2段重ね。
その外側に、クレーム シャンティ(creme Chantilly)が塗ってある。
さらに、ほおずきと苺、それにアーモンドが少々。
「あぁ~、もう食べられません…」と言うくらい、お腹いっぱいに…。
僕は日本の田舎で生まれ育ったせいか、静かでのんびりとした所が好み。
吹く風の中に、土の香りや薪を焚く匂いが漂ってくると、心が和みます。
村の小径。
人ひとりがやっと通れるくらいの細さ。
この先に見えてくる風景が楽しみ…。
小さな村を、のんびりお散歩…。
私達2人の旅のスタイル。
小さな町や村に求めるもの…。
美しい自然? 素朴さ? それとも心のやすらぎ?
いずれにしても、私達の小さな村巡りは、まだまだ続きそうです…。
南フランスの春。
ポカポカと暖かい日差しに、清々しい風…。
花咲く丘に腰をおろし、美しい風景を眺める。
本当に贅沢な、旅の時間…。