2016年07月23日(土) 生き方を愉しむ
今年も、パリ プラージュ(Paris Plages)が始まりました。
パリ プラージュとは、毎年夏にパリのセーヌ河岸に造られる人工の海岸のこと。
約1か月の間、川沿いにある自動車専用道路を封鎖して、そこに海の砂を敷いたり、デッキチェアを置いたり、ヤシの木やパラソルを立てたりして、市民の憩いの場にする催し物です。
その様子は下の写真でご覧いただくことにして、パリ プラージュに出かけていつも思うのは、フランス パリの人達は本当に遊びが上手だということ。
また、老若男女が楽しむことができるパリ プラージュですが、その中心は子供でもなく、若者でもなく、いい歳をした大人達だということです。
そしてもう1つ思うのは、パリ プラージュを企画・実行するパリ市も、人々の楽しませ方が本当に上手いということです。
きっと、遊びの達人みたいな人達が、いかにして人々を楽しませてあげようかと一生懸命に考えながら(自分も楽しみたいと思いつつ?)準備してくださっているのでしょう。
パリ プラージュ 2016のポスター。
パリ プラージュ。
セーヌ河沿いの自動車専用道路を封鎖し、海の砂を敷き詰め、パラソルを立てて…。
ここだけを見たら、まるでコートダジュールにある海辺の町みたい…。
フランスの首都、パリの街中の風景とは、とても思えない…。
平日の昼間にも関わらず、なかなかの賑わい。
ジョギングをする人、日光浴を楽しむ人、子供と一緒にお散歩する人…。
敷き詰められた砂は、わざわざ海から運んできたもの。
川沿いに設けられたカフェでお茶を飲んだり…
のんびりと本や新聞を読んだり…
…と、遊んでいるのは、皆んな大人達!
しかも、観光でこの街を訪れた人達ではなく、その多くはこの街に住む人達!
でも、そんな遊び上手なパリジャン パリジェンヌが、とてもいい。
フランス パリの人達は、どうしてこんなに遊び上手なのだろう…。