2016年07月04日(月) すぐには変われない
パリの右岸、マレ(Marais)の辺りをぶらぶらと歩く。
特に目的があるわけではないから、散歩と言っていい。
その日、その時の気分で、右に曲がっても、左に曲がってもいい。
また、気になるものがあったら、気の済むまで眺めていてもいい。
そして、気に入ったものや面白いものを見つけたら、カメラを出して写真に収める。
そうして撮りためた写真が、僕のパソコンの中にはたくさん入っていて、すでに10年以上の量になる。
なお、時々古い写真を見返していると、気づくことが2つある。
1つめは、パリの街はほとんど変わっていないということ。
お店の入れ替わりこそあれど、街の様子や雰囲気は、少しも変っていない。
2つめは、僕の興味の対象もほとんど変わってはいないということ。
写真に収めている被写体が、10数年前と同じようなものばかりだ。
ものごとが目まぐるしく変わる現代ですが、パリの街も、そして僕も、すぐには変わりそうにありません。
フランス パリ、マレ地区の小径。
水の上の屋根裏部屋通り(rue du Grenier sur l'Eau:リュ デュ グルニエ シュル ロー)。
通りの長さは、わずか30~40メートルほど。
通りの突き当りにあるアパルトマン。