2016年02月10日(水) ヴァヴァンのドーム
所用で、パリの6区、ヴァヴァン(Vavin)に出かけたので、ドーム(LE DOME)に立ち寄りました。
ドームとは、1897年創業の老舗のカフェのこと。
今日は、溜めてしまった数日分の「今日のパリ」を書くために、午後の約2時間をここで過ごしました。
その間、ドームでお茶を楽しむお客さんの数は、延べ10人程。
交差点の斜向かいにある比較的新しいカフェや、その先にある数軒の小さなカフェは若者達で賑わっていたのに対して、ドームはひっそりと静まり返っています。
僕のように、静かに過ごしたい者にとってはうってつけですが、少し寂しいくらいの静けさでした。
やはり、老舗としての風格が漂っていたり、他のお店よりも少々お値段が高かったりするので、若者達には敬遠されてしまうのかも知れません。
なお、10人程のお客さんの半分は、観光でこの街を訪れたと思しき方々。
ガイドブックにも載るほどの名店なので、訪れる人もいらっしゃるのでしょう。
また、あとの半分は、ご近所にお住まいと思しいご老人と、その付き添いの方。
お店に入っていらした時の給仕さんとの挨拶ややり取りから見て、毎日のように(お散歩がてら?)いらっしゃっているご様子でした。
そして、午後のひと時を、無言のまま、静かに楽しんでいらっしゃるようでした。
パリの老舗カフェ、ドームにて。
夕暮れ時、給仕さんがブジー(bougie:キャンドル)を持って来てくださいました。