2016年01月24日(日) ブティック?
皆さまは、ブティック(boutique)と言えば、どんなお店を想像しますか?
オシャレなお洋服やアクセサリーなどを売るお店という感じでしょうか。
フランス語の辞書を引いてみたら、「一般にmagasin(マガザン:商店)よりも規模の小さな小売店、職人の店」と、記されていました。
ところで、先日、フランス国鉄(SNCF)のパリ モンパルナス駅に行った時のこと。
案内窓口(アンフォルマシヨン:information)の女性に…
「現金で切符を買うには、どこに行ったらいいですか?」
…と尋ねたら…
「この通路をまっすぐ行って、突き当りを左に曲がった奥に切符を売る窓口があります」
…と言われました。
随分と分かりにくい場所にあるな~と思ったのですが、フランスではカード(クレジットカードなど)を使って自動販売機で切符を買う人が多いので、切符を売る窓口は隅の方に追いやられて(?)しまったようです…。
さらに、切符を売る窓口の入り口には、ブティック グランド リーニュ(BOUTIQUE GRANDES LIGNES:長距離列車の売場)と書かれた看板が掲げられていました。
日本からご旅行でフランス パリにいらっしゃる方の中には、現金で切符をお買い求めになる方もあるでしょうし、増してやブティック…なんて書かれていると分かりづらいだろうな~と思い、今日の話題に挙げてみました。
少しでも、皆さまのお役に立てば幸いです。
フランス国鉄(SNCF)、パリ モンパルナス駅にて。
まさに、人気テレビ番組「世界の車窓から」の世界…。
フランス国鉄の切符の自動販売機。
駅構内に、この自動販売機がたくさん立っています。
タッチパネルを操作して行き先や時間などを選び、お支払いはカードで。
駅の案内窓口。
パリは世界で一番観光客が多い街。
窓口の係の方々はその道のプロなので、少しでも困ったらためらわずにお立ち寄りください。
フランス国鉄では、切符のことをビィエ(Billets)と言います。
切符を売る窓口の入り口。
看板に、ブティック グランド リーニュ(BOUTIQUE GRANDES LIGNES:長距離列車の売場)と書かれています。
ブティックなんて書かれると、ピンッとこない…。
フランス国鉄の改札機。
日本のような改札口はないので、切符を買ったら電車に乗り込む前に、この改札機に切符を差し込んでください。
改札機の口に切符を奥まで差し込むと、ガチャ!という音とともに打刻されます。