2016年01月13日(水) 昔ながらの
日本にお住まいの方からコンシェルジュサービスのご依頼をいただいて、あるお店に出かけました。
1軒めは、レルマ(RELMA)。
素材としての革や紙などを取り扱うお店です。
創業は1927年とのこと。
僕がいつも行き来している通りから、たった1本小径を入ったところにあるこのお店、いままでその存在を知りませんでした…。
お店の外に看板はなく、ガラス越しに見える店内の様子から、そこが革や紙を取り扱うお店であることが判ります。
また、静まり返った店内には独特の香りが漂い、棚には色とりどりの革や紙が並んでいます。
その雰囲気は、いかにも昔ながらの専門店という感じです。
2軒目は、メロディー グラフィック(MELODIES GRAPHIQUES)。
こちらは、昔ながらの文房具店という感じ。
毎朝、僕が長女を学校へと送る通学路にあるのですが、いままでまったく気に留めなかったこのお店…。
とてもひっそりとした佇まいなのでした。
小さくて可愛らしい店内には、街中にある他の文房具店やスーパーマーケットの文房具売り場では見かけないような品々が並んでいます。
中には、手染めの紙も。
お店のエリックさん曰く、「これらの紙は1枚1枚手で染めているので、同じ柄のものはないとお考えください」とのこと。
そしていずれのお店も、店員さんと一緒に店内を回り、あれこれと相談しながら品物を選ぶスタイル。
しかし、そんなスタイルにも、昔ながらの良さを感じました。
さらに、何事にもスピードが求められる現代ですが、このゆったりとした雰囲気が何とも言えず良いのでした。
レルマの外観。
看板などもなく、小径の奥にひっそりと佇んでいる。
レルマの店内。
棚には、色とりどりの革や紙が並んでいます。
微妙なニュアンスに染められた仔牛の革。
昔ながらの文房具店、メロディー グラフィック。
エリックさんから見せていただいた手染めの紙。
他では見ない、個性的な色と柄。