2015年12月31日(木) ゆく年くる年

先日、友人からメールが届き…

「大晦日にパリにいるのなら、遊びに来ませんか?」

…と誘っていただいたので、お言葉に甘えることにしました。

なお、お邪魔する際にシャンパンでも持っていこうと思っていたら、大晦日の朝に再びメールが届き…

「良いシャンパンが用意してあります。また、食事は主人がすべて準備しています。もし、どうしても何かを持って来たいなら、コティヨン(cotillon:ダンスパーティーなどの最後に全員で踊る陽気な踊り)とジョワ ド ヴィヴル(joie de vivre:生きる喜び)をお願いします」

…なんて書いてありました。
私達に気づかいをさせたくないという心配りのようです。

そして、夜8時過ぎ、家族揃って友人宅にお邪魔して、楽しい食事がスタート。
アペリティフ(aperitif:前菜の前に供される、ちょっとしたお料理)から始まって、前菜、主菜、デザートと、ご主人がすべて手作りなさったお料理を楽しみました。

そして、年が明けたら、皆んなでビズ(bise:頬と頬を合わせてチュッとする挨拶)をして祝います。

ここパリには、紅白も、こたつにみかんもないけれど、こんなふうに友人達と大晦日の晩を過ごし、新しい年を迎えることができたことを、とても嬉しく思います。

年越しパーティーのテーブル
きれいに飾られたテーブル。

バラ
食卓にはバラを。

シャンパン ドンペリニヨン
シャンパンは、ドンペリニヨンの2002年。
こんな豪華なものを出してくださって…と思っていたら…
「これ、以前に阿部さんからいただいたものですよ」
…なんて言われちゃいました。
数年前、何かでお世話になった際に、お礼として僕が差し上げたものを今日までとっておいてくださったとのこと。

ラングスティーヌ
前菜は、ラングスティーヌ(langoustine:手長えび)の包み揚げ、マンゴーのソース。

バール
主菜は、バール(bar:スズキ)のパイ包み焼き。
重さ3キロを超える大物を調理してくださったとのこと。

スズキ
バールのパイ包み焼き。
エピス(epice:香辛料)の効いた付け合わせとともに。

チーズ
食後のチーズ、いろいろ。

デザート
デザートは、トロピカルフルーツ(マンゴー、ライチー、パッションフルーツ)のメレンゲ。