2015年12月25日(金) いつも自然体
- カズール レ ベジエ(Cazouls les Beziers)
- ドメーヌ ド クレラック(DOMAINE de CLAIRAC)
- ロー デ カルケール(L'Or des Calcaires)
- コトー デ ザンセリュヌ(Coteaux d'Enserune)
これ、何だと思われますか?
実は、家内と僕がクリスマス プレゼントにいただいたワインのラベルに記されていた文字です。
南フランスの、カズール レ ベジエの村にある、ドメーヌ ド クレラックという蔵元の、ロー デ カルケールという名のワイン。
ワインの産地で言えば、コトー デ ザンセリュヌと呼ばれる地区なのだとか。
プレゼントとして手渡され、きれいな包み紙を取り除き、瓶を一目見た時の感想は、「あれっ? ワインじゃなくて、オリーブオイル?」というもの…。
瓶の形やラベルのデザインから、一瞬、オリーブオイルかと思ってしまいました。
また、ワインだと判った後も、ラベルに記された文字は知らないものばかり…。
どこの地方の、どんなワインなのか、さっぱり分かりませんでした。
そして今日、夕ご飯の時に家内と一緒にいただいてみると、グラスに注いだその色は、文字どおりの金色(L'Or:金)。
これまた、オリーブオイルかと思うほどに濃い色です。
また、味も、香りも、個性的。
どちらも、初めて体験するものでした。
パリにいるとワインを口にすることも多いのですが、それでも、まだまだ知らないことが多いと、あらためて思う出来事でした。
そしてこれからも、こんな出会いを楽しむことができるよう、先入観を持つことなく、いつも自然体でいたいと思います。
ドメーヌ ド クレラックのロー デ カルケール。
その味や香りから、ワインに対する造り手の思い入れが感じられる1本。
飲みながら、「どんな食べ物が合うかな…?」と考えて出した答えは、良質のオリーブオイルとフルール ド セル(塩の花)だけで味付けした、シンプルなパスタ。
すぐにパスタを茹で、思い通りの組み合わせを楽しみました。
この瓶、本当にオリーブオイル用なのでは…と思ってしまう。
一般的なワインの瓶に比べて首の部分が細く長く、また、瓶の口の形状も特徴的。
さらに、パント(punt:瓶の底のへこみ)も浅い。