2015年11月29日(日) クロ モンマルトル

パリ、モンマルトルの丘にあるぶどう畑。
その名を、クロ モンマルトル(clos Montmartre)と言います。
ちなみに、クロ(clos)とは、石塀で囲まれたぶどう畑のこと。

畑の様子を見に行くとともに、2014年に収穫され、2015年に販売されたワインをいただいてきました。

なお、パリに唯一残るぶどう畑から造られるパリ産のこのワインは、畑の名前をとってクロ モンマルトルと呼ばれています。
毎年、500mlの瓶にして1,000本程度が造られますが、2014年産は約1,200本とのこと。
まだ100本程、残っているそうです。

また、2013年産と同様、2014年産もロゼワインでした(それ以前は、赤ワインが作られていた)。
ただし、2015年はぶどうが豊作だったので、2016年に販売されるワインは赤ワインになるそうです。

なお、いつ飲んでも個性的な味と香りがするこのワインですが、2014年産はいままでに輪をかけて凄い印象…。
一言で言うなら、エクソントリック(excentrique:風変わり)な感じ。

ちなみにお値段は、1本50ユーロ(約6,500円)!
その収益は社会活動に使われるとのことですが、もはやご祝儀相場(?)のような感じです。

パリに唯一残る、モンマルトルのぶどう畑
パリに唯一残る、モンマルトルのぶどう畑。

クロ モンマルトル
クロ モンマルトル。
これを日本に例えたら、東京都内に唯一残る田んぼ…という感じでしょうか。

フランス パリ産のワイン
パリ生まれのワイン、クロ モンマルトルの2014年。
この畑やワインだけは、パリの歴史として、いつまでも残って欲しい…。