2015年11月14日(土) 無事でおります
13日、金曜日の夜、家内が…
「何か、大変なことが起きているみたい」
…と言う。
そして、ニュースを見て…
- パリ市内および近郊の数か所でテロが起こったこと
- 100名を超える方が亡くなっていること
- 国境が封鎖されていること
- 公共施設は一部を除き閉鎖・休館すること
- パリ市民は自宅から出ないようにとの声明が出されていること
…を知りました。
14日、土曜日の朝、ベッドから起きてきた子供達に、今日は家の外に出られないことを伝えるとともに、いま何が起きているのかをきちんと話しました。
そして、終日、一緒にお勉強をしたり、ピアノのお稽古をしたり、おもちゃで遊んだり、ケーキを焼いたり、ティーノ(同じアパートに住む男の子)とお互いの家を往ったり来たり(大騒ぎ!)して過ごしました。
なお、いつ、何が起こるか分からない環境の只中に身を置くことについては、えも言われぬ不安がありますが、その一方で、家族4人でこうして一緒にいられることは、本当にありがたいと思っています。
もし、僕1人だけ東京に離れていたとしたならば、どうしようもないくらいに心配しなければならず、それでいて、自分の無力さや無能さを嫌と言うほど味わわなければならなかったはずだからです。
僕がいて、何をしてあげられる訳ではないのですが、こうして家族とともにあることを、本当にありがたく思います。
なお、このたびの件でお亡くなりになった方々、お怪我をされた方々に、心からお悔やみを申しあげます。
また、これ以上の悲しいことが起こらないように、そして、一時も早く平穏が訪れますようにお祈りしています。
さらに、たくさんの方々からご心配や励ましのメールをいただき、誠にありがとうございました。
お蔭さまで、家族4人無事でおります。
朝霧に包まれたパリ、ノートルダム寺院。