2015年10月25日(日) 魚屋さんの店先で

今日でサマータイムが終わり、標準時へと戻りました(日本との時差は8時間になりました)。
朝起きて、iPadやiPhoneの時計が自動的に標準時に戻っているのを見て、いまさらながらに、感心してしまいました。
なお、自宅にあるその他の時計は、僕の手で標準時へと戻しました(1時間、遅らせました)。

ところで、昨日、近所のマルシェ(朝市)を覘いたら、魚屋さんの店先にたくさんの貝が並んでいましたので、今日はそれをご紹介したいと思います。

クトー
その形から、フランスではクトー(couteaux:ナイフ)、日本ではマテ貝(馬刀貝)と呼ばれる貝。
お店のお姉さんに…

「これはどこで獲れたのですか? ノルマンディー? ブルターニュ?」

…と尋ねたら、網に付いていたラベルを見てくださった。

「え~と、これはオランダね…」

…だって。
ラベルが赤、白、青の3色だったので、てっきりフランス産かと思いきや、オランダ国旗の色なのでした…。
また、それを聞いて、僕が期待外れの顔をしたら…

「でも、こっちのホタテ貝はノルマンディー、この牡蠣もそう。そして、このムール貝はモンサンミッシェルなのよ」

…と、国産(フランス産)を猛アピールされました(笑)。

フランス、ノルマンディー産のホタテ貝
こちらが、猛アピールをされたフランス、ノルマンディー産のホタテ貝。
ちなみにフランスでは、ホタテ貝のことをサン ジャック(Saint Jacques)と呼びます。
レストランのメニューにSaint Jacquesとあったら、それはホタテ貝を使ったお料理。

フランス、ノルマンディー産の牡蠣
同じく、ノルマンディーの牡蠣。
これはちょっと小ぶり。

モンサンミッシェルのムール貝
こちらが、モンサンミッシェルで獲れたムール貝。
「これ、ください」と言うと、錆びたポットでザクッ!とすくってくれる…。

ノワールムティエ島の牡蠣
これは、ノワールムティエ島の牡蠣。
とても自然で、新鮮そう。
ノワールムティエ島は、良質なお塩の産地としても有名なところ。

フランスのうに
そして、フランスのうに(oursins:ウルサン)。
お店のおじさんに…

「写真を撮ってもいいですか?」

…と訪ねたら…

「あぁ、いいよ、1枚だけならね」

…なんて言って、ニコニコしてました。
そして…

「日本じゃ、うには食べないの?」

…と聞かれたので…

「食べますよ。とっても高価ですけど」

…と答えたら…

「日本は、何でも高そうだね」

…なんて、言われちゃいました。