2008年01月03日(木) 紙屋のお爺さん
以前、メールマガジンの中で、近所にお住まいの気になるお爺さんについて記したことがあります。
そのうちのお1人が、アパートの斜向かいにある紙屋(文房具店)のお爺さん、グレゴリーさんです。
何度かお店にお邪魔するうちに、最近では短い会話を交わすようになりました。
「そう言えば、きみは中国人じゃったかな? 中国語ではこんにちはのことをニーハオって言うんじゃろ?」
「いえいえ、僕は日本人ですから。」
「あぁ、そうか。それなら、この先に住んでる狩野さんを知ってるかい?」
「いいえ、知りません。」
それから数日して、またお邪魔すると…、
「そう言えば、きみは中国人じゃったかな? 中国語ではこんにちはのことをニーハオって言うんじゃろ?」
「いえいえ、僕は日本人ですから。」
「あぁ、そうか。それなら、この先に住んでる狩野さんを知ってるかい?」
「いいえ、知りません。」
…という具合。
でもグレゴリーさん、お店の品物の値段はきちんと覚えていらっしゃるし、また、お金の計算(暗算)がとても速くてビックリ!
また、品物の代金を受け取った時の「メルシー!」というかん高い声がとても可愛らしくて(失礼!)。
その一言が聞きたいがために、何かちょっと、買っちゃったりして…。
グレゴリーさん。
いつも店内の椅子に座り、居眠りしているかのように本を読んでいらっしゃいます。
なお、お店の棚にはちょっと昔の文房具がひっそりと置かれていて、中には昔なつかしい雰囲気のものも…。
結構、気になります…。
グレゴリーさんのお店。
入り口の両脇にあるショーウィンドウには、絵はがきや地図帳などが無造作に置かれています。
いつも静かな店内は、そこだけ時の流れが止まっているかのよう…。