2008年01月01日(火) 幸せに過ごせる

あけましておめでとうございます。
旧年中は大変お世話になり、ありがとうございました。
あらためまして、心からお礼を申し上げます。
そして本年も、どうぞよろしくお願いいたします。

さて、フランス パリで迎えたお正月。
元日の今日は近所に住むイタリア人のご夫妻を自宅にお招きし、おせち料理を食べながら、一緒にお祝いしました。

フランスやイタリアの人達は、すべてのお料理をテーブルの上に並べて、皆んなでつつく…という日本の食べ方に慣れていないので、本来は「一の重」に詰める祝い肴を「前菜その1」に、また「二の重」に詰める甘いものと酢の物を「前菜その2」、さらに「三の重」に詰める海の幸を「主菜その1」、そして「四の重」に詰める山の幸を「主菜その2」として、予め取り分けて順番に出しました。

なお、過去にフランス人の友人に和食を食べてもらった時の失敗を活かし、甘い味付けのお料理は味と量を控えめにし、また、すべて和風にこだわると食事の途中で飽きられてしまうので、今回は鶏の照り焼きを加えてみました。

なお、ひとつひとつのお料理の謂れなどを説明しながら食べていたら、食べ終わるまでに4時間が経過…。
しかし、お出ししたものは残さず食べてもらうことができ、とても嬉しかったです。

また、「これで僕達4人は、2008年を健康に、無事に、豊かに、そして幸せに過ごせるね!」と、おせち料理の意味も理解してくださったみたいです。

なお、今年もたくさん良いことが、皆さまにあります様に!
そしてまた、素晴らしい1年になります様に!

フランス パリ 年賀状
フランスでの取引先や友人に送った年賀状。
和風の絵柄を選んで、筆で書かれた漢字(初春)を添えました。
Bonne Annee(新年おめでとう)と元旦の文字はスタンプで。

フランス パリ 年賀状
日本にお住まいの方へ送った年賀状は、エッフェル塔を。
古切手を貼って、Bonne Annee(新年おめでとう)と
Meilleurs voeux(謹賀新年)のスタンプを押しました。

フランス パリ お正月料理
おせち料理に欠かせないと言われる黒豆、数の子、田作りのうち、揃ったのは黒豆のみ…。
数の子は、イクラと辛子明太子で代用。
田作りの代わりにしようと思ってとっておいた小魚は、相方(阿部)がいつの間にか食べてしまっていました(怒)!
仕方なく、関西では田作りの代わりと聞いた「たたきごぼう」で代用。

フランス パリ お正月料理
本来「二の重」に詰める甘いものと酢の物を前菜の2皿目に。
栗きんとん、紅白なます、だし巻きたまご(伊達巻の代わり)、菊花かぶ。
ゆずがないので、レモンで器を作ってみました。

フランス パリ お正月料理
野菜の煮しめ。
干し椎茸は中国産のものが何となく不安だったので、マッシュルームで代用しました。
里芋の煮崩れが悔やまれます…。