2007年12月27日(木) どんな出会いが?

フランス パリのクリスマスは、今年も静かに過ぎて行きました…。

よく、日本にお住まいの方から…

「パリのクリスマスは、きっと賑やかなのでしょうね?」

…と聞かれますが、日本のクリスマスに比べたら、ずっと静かで厳か(おごそか)な感じがします。

さて今日は、最近飲んだワインのお話。

1本めは、ヴォーヌ ロマネ(Vosne Romanee)の2005年。
フランスはブルゴーニュ地方、ヴォーヌ ロマネ村で造られた赤ワインです。
先日、ブルゴーニュを旅した時にこの村を訪ねたので、その時の美しい景色を思い出しながらいただきました。
お味の方は、とてもキリリッとした、サッパリとした口当たり。
でも、飲むには少し早かったかな…と、反省しました(あと数年寝かせた方が、より美味しくいただくことができたかも…)。

2本めは、フランスの南西地方、モンバジャック(Monbazillac)の村の白ワイン、2001年。
「クリスマスに飲んでください…」と、同じ地方で作られたフォアグラ(foie gras)と共に、先日、知人からいただいたものです。
お味の方は、とっても甘~い口当たり。
フランスでは、フォアグラには甘い白ワインを合わせるのが一般的ですが、個人的には、サッパリとした赤ワインの方が合うようにも思います。

それにしても、今年も本当にたくさんのワインを飲みました。
そして、それぞれに個性があって、とても楽しかったのです。
ワインは、人との出会いによく似ている、と僕は思います。
生まれや育ち、見た目や評判、貼られたレッテルだけでは分からない、素晴らしいものがまだまだたくさんあるからです。

そして来年は、どんな出会いがあるのかな~♪
今からとても楽しみです。

フランス パリ ヴォーヌ ロマネ
ヴォーヌ ロマネの2005年。
とてもグラマラスな、気品溢れる瓶。
お味の方も、とっても華やかな感じ。
でも、お付き合いするには、まだちょっと若かったかな~。
あと数年してから出会いたかった1本(なんてネ!?)。

フランス パリ モンバジャック
モンバジャックの2001年。
とっても甘いけれど、でも、咳き込むほどには甘くない上品なお味。
イブにフォアグラと共にいただいてしまったので、空瓶をご紹介。

フランス パリ フォアグラ
モンバジャックと一緒にいただいたフォアグラ。
まるまる1個をいただいて、2人ではとても食べきれない…。
クリスマスだけでなく、お正月明けまで持ちそうなほどの量。