2007年12月25日(火) シャルティエ

ご近所に住むイタリア人の友人夫妻が、クリスマスを一緒に過ごそう!とお昼ご飯に誘ってくれました。

「パリらしい歴史のある建物で、食事もフランスらしく、値段も安い、いいレストランがあるんだ!」

…とのこと。
お店の名前は、シャルティエ(Chartier)。
オペラ街の東側、メトロ8号線および9号線のグラン ブルーヴァール(Grands Boulevards)駅のすぐ近くにあります。

今日はクリスマスの祝日で、パリの街中にある多くのお店が閉まっていましたが、このシャルティエは年中無休なのだとか(!)。

また、地元の人にも観光客にも人気があり、しかも予約を受け付けてはいないので、いつもお店の前に長~い行列ができているのだそうです。

古い回転ドアを押して店内に入ると、思わず「うわぁ~!」という声が出てしまうほど。
フランスの昔の大衆食堂の雰囲気が色濃く残っていて、一瞬にして時が戻ったような感覚になります(昔のフランスを知っているわけではないけれど…)。

さらに、給仕さんもきびきびしていて、とてもいい感じ。

2色刷りのチラシのようなメニューは日替わりで、前菜は2.20ユーロ(約300円)~、主菜は6.50ユーロ(約900円)~、デザートは2.10ユーロ(約300円)~と、とっても安い!

他のレストランで食事をする時の1.5倍くらい(?)の速さで進行していくため、ゆったり優雅に…とはいかないけれど、このお店がすっかり気に入ってしまいました。
日本からフランス パリにいらっしゃる方にも、是非おすすめしたいレストランです。

食事の後は、友人の運転する車に乗って、クリスマスの夜のパリをドライブ。
普段では考えられないほどに道が空いていて、オペラ座、コンコルド広場、シャンゼリゼ通り、凱旋門、エッフェル塔…と、スイスイ走り廻ることができました。

そして…

「右に見えますのが○○~」

…とか…

「左は○○~」

…なんておどけて言いながら、皆、すっかり観光客気分!
冬のパリの美しさを、あらためて認識しました。
あぁ~、パリってホントに、いい街だなぁ~。

また、もし私が車を持っていて、こんな風にパリの街を案内することができたなら、日本からいらっしゃったお客様にも楽しんでもらえるだろうなぁ~、とも…。

フランス パリ レストラン
創業1896年の大衆食堂、シャルティエ。
通りから奥まった中庭にレストランの入り口があります。

フランス パリ シャルティエ
もともとは労働者のための食堂だったシャルティエ。
年中無休、11時半から22時までノンストップで営業(!)。

フランス パリ レストラン
シャルティエの店内。
外観から想像していた以上に広く、そして昔懐かしい雰囲気。

フランス パリ シャルティエ
本日のメニュー。
ホームページでもメニューを見ることができます。

フランス パリ レストラン
前菜のゆで卵のマヨネーズがけ(Oeuf dur mayonnais)2.20ユーロ(約300円)。
マヨネーズがとても美味しかった…!これ、本当にお薦め。
他にも、バイヨンヌの生ハム、エスカルゴ、海老のアボガドソースなど、魅力的な前菜がたくさん♪

フランス パリ シャルティエ
友人が選んだすずきのグリル、ポテト添え(Bar au four graines de fenouil)13.50ユーロ(1,900円)。
他にも鴨のロースト、ローストチキン、アルザス風シュークルートなど、昔ながらのビストロらしいお料理が。
なお、このシャルティエ、私達2人の中では「日本からいらしたお客さんを連れて行ってあげたいお店」に急浮上。

フランス パリ レストラン シャルティエ
紙製のテーブル クロスが、注文伝票&会計伝票の代わり!
お客さんが注文したものを給仕さんがテーブル クロスに直接書き、最後にその場でお勘定をしてくださいます。