2007年12月24日(月) クリスマスの飾り

今日はクリスマス イブ。
皆さまは、いかがお過ごしでしょうか。
今年もいろいろありましたが、今日くらいは世界中が平穏に、そして心静かに過ごすことができることを祈っています。

さて、写真は我が家のクリスマスの飾り。
先日、南仏のマルセイユで買ってきた、手作りのサントン人形です。

サントン人形とは、南仏プロヴァンスで作られる土人形のこと。
マリア様やキリスト、天使など、キリストの生誕に関わる人々や、プロヴァンスの民族衣装を身にまとったお人形などがあります。
また、その大きさも、小さなものは1cmくらい、大きなものは30cmくらいと様々。

そして、サントン人形を使ってキリスト生誕の馬屋の様子を表したのが、クレッシュ(creche)と呼ばれるフランスのクリスマスの飾り。
クリスマスが近づくと、教会や各家庭に飾ります。

なお、我が家のクレッシュは、マリア様と生れたばかりのキリスト、そして、ひつじが1匹という質素なもの。
キリストが生まれた12月25日を迎えるまでは、キリストのお人形だけはどこかにしまっておいて、25日になったらクレッシュの飾りの中に置くのだそうです。

また本来は、キリスト生誕の馬屋の場面には、お決まりの登場人物がいるもの。
キリストやマリア様を初め、東方の三博士や牛、ロバなどです。
そのため、クレッシュに並べるサントン人形も決まっているわけです。
しかし、我が家のクレッシュは前述の通り、2人と1匹だけ…。
これを日本のひなまつりに例えたら…

「可愛かったから、お雛様と三人官女だけ買って来て並べちゃった!」

…と、いうようなもの…(笑)。

フランス パリ クレッシュ
我が家のサントン人形、クリスマスの飾り。
12月25日を迎えるまでは、キリストのお人形はしまっておきます。

フランス パリ サントン人形
そして、12月25日なったら生れたばかりのキリストの人形を置きます。
ちなみに、マリア様は5.5cm、キリストは2.5cm、ひつじは4.5cm。
我が家のサントン人形はどれも小さなものばかり。

フランス パリ クレッシュ サントン人形
生れたばかりのキリストのアップ。
小さくて、とっても可愛い!