2007年12月22日(土) フランダースの…
先日、近所のスーパーマーケットに行った時のこと…。
お菓子売場で写真のサブレを見つけました。
その名は、サブレ デ フランドル(SABLE DES FLANDRES)。
フランドル地方のサブレという意味です。
フランドルとは、フランス北部、オランダ南部、ベルギー西部にかけての、歴史的な地域名のこと。
私達日本人にとっては、フランダースという名前の方が馴染みがあるかも知れません。
そう、あの「フランダースの犬」のフランダースです。
なお僕は、フランドル地方がどこなのか今まで知らなかったのですが、先日このサブレを買ったことで初めて知りました。
僕の中では、子供の頃にテレビで観た「フランダースの犬」と「アルプスの少女ハイジ」がどこか似た印象だったので、スイスに近い、比較的標高の高い場所を勝手に想像していたのです。
なお、「フランダースの犬」はイギリスの作家が1872年にお書きになったものなのだとか。
また、日本では1908年(明治41年!)に翻訳本が出版されたという、古いお話だったのです。
しかもその翻訳本の中では、ネロ少年は清(きよし)、パトラッシュはブチという名前だったのだとか!
清とブチって…、それじゃフランダースがどこなのかも分からなくなりますよね~。
あぁ、1枚のサブレから、話は広がる広がる…。
フランス パリのスーパーマーケットで見つけたサブレ デ フランドル。
お味は、サクサクとした歯ざわりの素朴なお菓子という感じ。
それにしても、1枚のサブレからフランドル地方を知ることができた。
さらに、清やブチなんてことも…。