2007年12月21日(金) パキータ

今日は、オペラ ガルニエに、バレエを観に行きました。
19時30分開演、演目はパキータ。
身分の異なるジプシーの娘パキータとフランス人将校のリュシアンが結ばれるというラブストーリーです。

舞台設定はフランス、ナポレオン軍が統治下のスペイン。
第1幕はお芝居の色合いが濃く、第2幕はグラン パ(Grans Pas)と呼ばれるクライマックスシーンをはじめ、見応えのある踊りが中心でした。

エトワールを10年勤めている36歳のベテラン、アニエス ルテステュ(Agnes Letestu)のパキータの踊りは、安定感とスピード感があって素晴らしかったです。

また今回、私の印象に残ったのは、衣装でした(衣装担当はLuisa Spinatelli)。
舞台にはたくさんのダンサーが登場し、それぞれが役柄に応じた衣装を身に着けています。
その色合いが計算しつくされていて、瞬間瞬間が絵画のよう美しくて見とれてしまいました。

なおパキータは、バレエにあまり興味がないという方は聞いたことのない演目かも知れません。
私も小さい頃、バレエの発表会やコンクールなどで、その一部分(グラン パの中のソロの踊りなど)を見たことがある程度でした。
あの頃はパキータの話がどんな内容で、また、その踊りはどんな場面で踊られるものなのかも理解しないまま見ていたなぁ…。
今、バレエを習っている子供達がいたら、ビデオでもいいから、演目のストーリー全体を見せてあげたいなぁ~と思います。

フランス パリ オペラ座バレエ
パリ オペラ座バレエ パキータのカーテンコール。
本日の主役パキータはアニエス ルテステュ。

フランス パリ オペラ座バレエ
パリ オペラ座バレエ パキータのプログラム(10ユーロ、約1,400円)。
あらすじ、1846年のパリ初演の様子、レッスン風景などが紹介されています。

フランス パリ オペラ座バレエ
パリ オペラ ガルニエの舞台。
今日は安いチケットだったけれど、なかなか良い席でした。
オペラ バスティーユに比べると席が狭くて座り心地が悪いのが難点…。

フランス パリ オペラ座バレエ
パリ オペラ ガルニエの場内。
最上階のテラス席はシャンデリアとシャガールの天井画が間近に見える。

フランス パリ オペラ座バレエ
シャガールによる天井画。

フランス パリ オペラ座バレエ
同じく、シャガールによる天井画。