2007年12月17日(月) ワインの町と村へ

とても心地良い目覚め。
朝ご飯の前に、お風呂に入る。

そして、ソーリュー(Saulieu)から、ボーヌ(Beaune)の町へ。

今日も、雲一つないお天気。
冬枯れのなだらかな丘をいくつも越えて、コート ドール(Cote d'Or:黄金の丘)と呼ばれる美しい風景の中を走る。

昼前にボーヌに到着。
この町は、フランス ブルゴーニュワインの中心地。
しかし、12月も半ばを過ぎた今、訪れる人もなく、ひっそりと静まり返っている。

ワイン博物館には、ワインの歴史やぶどう作り、ワイン造りのための道具などが展示されていて、なかなかの見応え。

また、ワイン市場では、16種類のブルゴーニュワインを試飲。
他にお客さんがいないこともあって、ディディエさんという好青年が私達に付いて、市場内を案内してくださった。
そして、それぞれのワインの村や畑、味や香りなどについて、細かく説明してくださった。

その後、コート ド ボーヌ(Cote de Beaune)、コート ド ニュイ(Cote de Nuits)と呼ばれるワインの産地へ、畑を見に。
世界最高のワインと賞されるロマネ コンティ(Romanee Conti)の畑や、クロ ド ヴージョ(Cros de Vougeot)のお城を見て廻る。

なだらかな丘に広がる美しいぶどう畑と、寒風の中で黙々と畑仕事をする人々のお姿を拝見し、感激する。

そして、日の暮れる頃、ディジョン(Dijon)の町へと戻り、今回の旅も終わり…。
夜のTVGに乗って、パリへと戻ります。

フランス パリ ボーヌ
フランス、ブルゴーニュワインの中心地、ボーヌの町。
毎年11月には世界中のワイン業者が集まって、とても賑やかとのこと。
しかし、12月も半ばを過ぎた今、町はひっそりと静まり返っていました。

フランス パリ ワイン博物館
ボーヌの町のワイン博物館にて。
歴代の(?)、ブルゴーニュワインのボトルが並ぶ。
写真には写っていないけれど、より古い時代の瓶はもっとふくよか。
一般にブルゴーニュワインの瓶は「なで肩」なんて言うけれど…。
実は、いろいろな形の瓶があったのだと、初めて知りました。

フランス パリ オテル デュー
ボーヌの町のオテル デュー(Hotel Dieu)。
オテル デューとは神の館という意味で、もとは病院だったとのこと。
そして、この病院がぶどう畑を所有し、ワインの歴史に深く関係していた。

フランス パリ エスカルゴ
フランス、ブルゴーニュ地方の名物料理(その1)。
ご存じ、エスカルゴ(Escargot:かたつむり)。
たっぷりのニンニクとパセリ、そしてバターが効いたお味。
もちろん、地酒の赤ワインと共にいただきます。

フランス パリ ブッフ ブルギニョン
フランス、ブルゴーニュ地方の名物料理(その2)。
ブッフ ブルギニョン(Boeuf Bourguignon)。
ブルゴーニュ風、牛肉の赤ワイン煮です。
こちらも、地酒の赤ワインと共にいただきます。

フランス パリ ロマネ コンティ
有名なロマネ コンティの畑。
ここが、世界で1番高価なワインの原料となるぶどう畑。
広々として見えるけれど、ロマネ コンティの畑は手前のほんの一角。
ここから、年に約6,000本のロマネ コンティのワインが作られる。

フランス パリ クロ ド ヴージョ
クロ ド ヴージョの畑の中に立つ、クロ ド ヴージョ城。
ここもロマネ コンティ同様、ブルゴーニュの特級酒を作り出す。