2007年12月14日(金) マルセイユのお土産

今日は、マルセイユから持ち帰ったお土産をご紹介したいと思います。

マルセイユ生まれ、マルセイユ育ちのリサさん曰く…

「マルセイユは貧しい町だから、食べ物も名産品も質素な物しかないよ」

…とのこと。

それでも、その雑然とした、また明らかにパリよりも治安の悪い街を歩いていると、まるでどこか違う国にでも来たかのような(ここがフランスではないような)感覚になり、見るものすべてが新鮮に感じられます。
また、パリに比べると物価も安く、お買物も楽しかったのです。

なお、私達が買ったのは、定番のサボン ド マルセイユ(石鹸)やサントン人形、ナベットと呼ばれる素朴なお菓子など。
その他にも、マルセイユと深いつながりのあるアラブ マグレブ諸国の食べ物(パンやお菓子など)を、お散歩の途中に買って食べたりしました。

ちなみに、マルセイユと言えばブイヤベース(bouillabaisse)が有名ですが…

「食べてみたい!」

…という私達の希望もむなしく…

「他にもっと美味しいものがあるわよ~」

…と、食べさせてもらえませんでした…。

フランス パリ サボン ド マルセイユ
天然成分を用い、伝統的な製法で作られるサボン ド マルセイユ。
身体だけでなく、髪や顔も洗える、肌に優しい石鹸なのだそうです。
なお、写真のサボン ド マルセイユは、ただものではありません。
マルセイユでお会いしたローランスさんが宝物のように大切にしていたもの。
何と、100年以上も前のものなのだとか!

フランス パリ サントン人形
小さな聖人という意味のサントン人形。
南仏プロヴァンス、特にマルセイユ特有のものなのだとか。
フランスでは、クリスマスになるとクレッシュ(creche)を飾ります。
クレッシュとは、キリスト誕生の様子を模した人形のこと。

フランス パリ お菓子
小船という意味のナベット(navettes)と呼ばれるお菓子。
小麦粉とお砂糖など、わずかな材料だけで作ったクッキーのようなもの。
なお、マルセイユで1番古いパン屋さんのナベットには感動!
オレンジの花のエッセンスが利いていて、甘さも程よく、硬さも絶妙。
今、日本の皆さんに最も食べて欲しいと思うお菓子。

フランス パリ 雑貨
お料理好きにはたまらない、キッチン雑貨のお店にて。
左上は商品のミニカタログ、左下は飲みかけのワインボトル用の栓。
右上はキッチン用品の木製ミニチュア。右下はショップカード。
いちごを6つに切るためだけのカッターや半熟卵の殻を割る(切る?)ためのはさみなど…
マニアックな道具も揃っている楽しいお店でした。

フランス パリ 雑貨
これ、思わず買っちゃいました、4.00ユーロ(約650円)。
フランスでは、湯たんぽと言えばこのゴム製が定番なのだとか。
日本の、ゴム製水まくらのような感じ。
これに70度くらいのお湯を2/3程度入れて使います。

フランス パリ アルガンオイル
マルセイユには、アラブの食品や雑貨を扱うお店が多い。
これは、そんなお店で買ったアルガンオイル(huile d'Argan)。
モロッコのごく限られた地域に自生する樹から作られた貴重なオイル。
味と香りの良さから、フランス料理にも使われるとのこと。
また、肌にも良いとのことなので、マッサージオイルとしても。
60ml入りの小瓶で4.90ユーロ(約800円)。

フランス パリ サボン ノア
ハマム(hammam:アラブ式のお風呂)で使うサボン ノア(黒石鹸)。
スチームで身体を温めながらこの石鹸を身体に塗り、その後シャワーで洗い流す。
肌が柔らかくなり、垢すりをすると垢がよく取れるとのこと。