2007年12月04日(火) もしも私が

今、フランス語の授業で、仮定の表現を習っています。

「もし明日天気がよければ、ハイキングに出かけよう」

…とか、

「もし昨日雨が降っていなければ、出かけたのに」

…という表現方法です。

その仮定がどの程度現実的かに応じて「もし…」の部分の動詞を現在形か過去形か大過去形に活用させ、同時に「…しよう」とか「…したのに」の部分を単純未来形か条件法現在形か条件法過去形に活用させます。

そして、ピエール先生は次々に生徒達を指名し、即興で文章を作らせます。
私はこの即興が大の苦手…。

さて、最初にあてられたのは日本人のケイタさん。
ピエール先生は

「もし私が花ならば」

…に続けて文を作るように言いました。
私よりもずっと出来るケイタさんですが、さすがにこの唐突な投げかけには戸惑ってしまったよう…。
私も一瞬、動詞の活用以前に、どう文章をつなげたらいいのかアイデアが湧きませんでした。

ピエール先生曰く…

「日本の学校では教科書の内容を習うばかりで、想像力を働かせたり、討論をしたりする授業が少ないそうだね。フランスでは小さい頃から、想像したり討論したりする授業が多いんだよ。」

…とのこと。

ちなみに、次にあてられたクリントンさん(クールな印象のニュージーランド人)は真面目な顔で…

「もし私が花ならば、私はバラだっただろう。なぜならば、バラは愛の象徴だからだ。」

…と答えていました。

「おぉ~っ!」と、私は思わず小さな声でうなってしまいました…。

フランス パリ フランス語学校
フランス語の授業で使っている問題集、L'EXERCISIER(レグゼルシジエ)。
書き込むスペースが小さすぎて、すぐに嫌になってしまう…。

フランス パリ フランス語
88通りの動詞の活用一覧、la conjugaison(ラ コンジュゲゾン)。
それぞれの動詞は6の主語、22の時制に応じた活用を持つ。
調べても調べても忘れてしまうので、なかなか覚えられません…。

フランス パリ フランス語学校
授業では毎回プリントが配られます。
今日はホームレス(SDF:sans domicile fixe)問題についての記事。
生徒達のそれぞれの国でのホームレス問題についても話し合いました。
私は電子辞書を引きながら、授業についていくのに必死…。