2007年11月28日(水) 神々の食べ物

今日、ランブロワジー(L'Ambroisie)に行ってみました。

ランブロワジーとは、フランス パリにある三ツ星レストラン。
いいえ、ただの三ツ星レストランではありません。
長年に渡って三ツ星を獲得し続けている、三ツ星の中の三ツ星と言われるレストランです。

また、Ambroisieとは、ギリシア神話に出てくるアンブロシアのこと。
オリンポスの神々の食べ物で、不死の源という意味なのだとか。
その、神々の食べ物を、私達もいただいてみることにしました。

パリの4区、ヴォージュ広場に面したお店は、とてもシンプルな店構え。
入り口の両脇に鉢植えが置いてある他は、小さな看板が付いているだけ。

店内は、前後に小部屋が2つ。
1つのお部屋にテーブルが5つ置かれ、全部で10テーブルからなるようです。

コートやマフラーを預かっていただいて、奥のお部屋へ。
お部屋の中は、どこかの邸宅にでもお邪魔したかのような落ち着いた雰囲気。
給仕の方々の自然な振る舞いも相まって、本当に心安らぐ空間です。

そして、お料理。
長年に渡って高く評価されているお料理とはこういうものなのか…ということを、しっかりと味わうことができました。
本当に、素晴らしかったです。
そして、本当に良い経験になりました。

しかし、これは神々の食べ物…。
私たち人間は、決して食べ過ぎてはいけないのです(一生に一度だけね)。

フランス パリ ランブロワジー
フランス パリの三ツ星レストラン、ランブロワジー。
ヴォージュ広場に面した、ひっそりとした店構え。
知らなければ、そのまま通り過ぎてしまいそう。

フランス パリ レストラン
ランブロワジーの店内。
とても静かで、落ち着いた雰囲気。
緊張するかな…と思ったけれど、まったくその心配は無し。
給仕の方々が自然に接してくださり、心ゆくまで楽しむことができる。

フランス パリ ランブロワジー
相方(水野)が選んだ前菜。
炒り卵の白トリュフ添え。

フランス パリ レストラン
僕の前菜は、ほたて貝の白トリュフ添え。

フランス パリ ランブロワジー
相方(水野)の主菜は、ブレス鶏とザリガニ。

フランス パリ レストラン
僕の主菜は、仔羊。
お料理のお味はどれも本当に素晴らしいので、下手なコメントは無し。
また、お皿やテーブルセッティングは、いままでにお邪魔したどの星つきレストランよりもシンプル。
神々の食べ物、本当にいい経験になりました。

フランス パリ ランブロワジー
ワインはボルドー地方のマルゴー地区、シャトー デュ テルトルの1999年。
口当たりの良い、とてもまろやかなワインでした。

フランス パリ レストラン
食事中にマダムがテーブルまで持って来てくださった…。
これ、何だと思いますか?
実は、前菜に使われている白トリュフ。
いいトリュフって、こんなにも匂いがするものなのかとビックリ!