2007年10月27日(土) ボルドーに浸る
朝早く目が覚めたので、ゆったりとお風呂に浸かる。
サン テミリオンの村でとても気に入ったのは、風の匂い。
日本の、田舎の秋と同じ香りがする…。
宿の女将さん(本当に、そんな感じ!)にタクシーを呼んでもらって、駅のあるリブルヌ(Libourne)の町へ。
そして、電車に乗ってボルドー(Bordeaux)へ。
今晩泊めていただくホテルに荷物を預けた後、ボルドーのシャトー(ワインの蔵元)巡りのツアーに参加。
雲1つない秋晴れの下、どこまでも続くぶどう畑。
ぶどうの実はすでに収穫されて無いけれど、紅葉したぶどうの葉が秋の日に美しく輝く。
そして、畑の中にはポツリポツリとお城のようなシャトーが…。
なお、このツアーで1番心に残ったのは、シャトーのご主人の手。
蔵の中を見せていただき、ワインもご馳走になった後、シャトーの由来や今年のぶどうの出来などについて、少しだけお話。
そして別れ際、握手を交わした時の彼の手が、ものすごく大きく、分厚く、岩のようにゴツゴツしていたのがとても印象的でした。
ボルドーのシャトーなんて言うとオシャレな感じがするけれど、ワイン造りというお仕事の大変さを、少しだけ垣間見たような気がしました。
夕方、ボルドーの町中へと戻り、日暮れまで、のんびりとお散歩。
そして夜は、細い路地裏にあった郷土料理のお店へ(ここがまた良かった!)。
もちろんワインは、先ほど訪ねた地区のものを選択。
ボルドーのワイン造りに携わる人々に感謝の気持ちを込めて、乾杯!
サン テミリオンの村で泊めていただいた宿のお風呂。
窓を開け放つと、清々しい秋の風が流れ込んでくる。
サン テミリオンの村のぶどう畑にて。
お散歩の途中、僅かに残っていたぶどうの実を摘まんで食べてみた。
あぁ…、これがあのワインになるのかと、ちょっと感動。
ボルドー、オー メドック地区で訪ねたシャトー。
広々とした芝生のお庭、そしてその外に広がるぶどう畑。
絵に描いたような景色とは、まさにこのこと。
シャトーのカーヴ。
甘酸っぱいぶどうと、心地良い木の香り。
この香りをお届けすることができないのが残念…。
夕暮れのボルドーをお散歩。
サン タンドレ大聖堂(Cathedrale Saint Andre)にて。
本当に大きく、そして美しい建物。
ボルドーの細い路地裏にあったレストラン、ル マブリー(le Mably)。
とても気さくな、そして、感じの良いお店。
土曜日の夜、地元の方々で満席でした。