2007年10月11日(木) サービスレベル

いつもお世話になっている銀行に行った時のこと…。
窓口に、初めて見る女性の行員さんが座っていました。

僕が銀行のカードを提示して、お金を下ろしたい旨を伝えたら…

「できないわよ」

…とのこと。

「えっ? できないって、でも、いつも下ろしてますけど」

…と言う僕に、「できない、できない」を繰り返し、ついには僕の順番を飛ばして、次のお客さんの用件を聞き始めてしまいました。

僕の下手なフランス語では通じない…ということかも知れませんが、これくらいで怒ってはいけないのがフランス。

しかたなく別のフロアに移動して、以前からお世話になっている行員さんに事情を説明しました。
すると、その行員さんが先ほどの女性に内線電話をかけてくださり、お話をしてくださいました。

そして、もう1度窓口に戻ると、何事もなかったかのように、お金を下ろすことができました。

パリに3年もいると、こんなことは日常茶飯事。
日本のように、すべてがしっかり、きっちりしているわけではないのです。

また、銀行に限らず、郵便局も然り…。
窓口に座っている職員さんによって、1人1人おっしゃることが違う…なんてことも、珍しくありません。
さらに、取引先から送ってもらった荷物や、日本から送ってもらった荷物が行方不明になったり、パリ市内にある取引先に宛てて投函した郵便物が2か月程経ってから先方に届いたり…。

まぁ~、次から次へと、いろいろなことが起こります。

日本人の私達には信じられないことかも知れませんが、それだけ、日本における各種のサービスが素晴らしいということなのだと思います。

フランス パリ サービス
パリのメトロのホームに貼ってあったポスターの一部分。
シンプルだけど、なかなか可愛らしいイラスト。
今日のような話題の時に使えるとは思ってもいませんでした。