2007年09月09日(日) 細かなことは…

写真は、私達が住んでいるアパルトマンの床。

東京の自宅マンションも床はフローリングなのですが、パリのアパルトマンに比べると、随分と様子が違います。

パリのアパルトマンの床は、まさに木の板を張り合わせたもの(張り合わせただけ)。
表面が凸凹していたり、木と木の間に隙間があったり、穴が開いていたり…。
ところどころきしんで、ギシギシと音を立てるところもあります。

一方、東京のマンションの床は、本当になめらか。
表面はつるつる、木と木の間はピッタリ、隙間なんてありません。
もちろん穴なんて開いていないし、音を立てることもない。

それどころか、木は何層にも重なっていて弾力性や防音性も兼ね備えているのだとか。
その上、床暖房まで付いているという素晴らしさ!

ところで、現在空き家になっている東京のマンションを貸し出すことにしたため、その前に、床についた小さなキズを直してもらうことにしました。
そして今日、そのお見積書を拝見したら、5mm単位で修繕のお値段が違ってくるとのこと…。

日本に比べたら、何事も大ざっぱな国、フランス。
でも、これはこれでいい。
あんまり細かなことは気にしな~いという生き方も、大切なのかも。

フランス パリ アパート
私達が住んでいる、パリのアパルトマン。
2部屋あるうちの、リビングの方。

フランス パリ アパート
床板は、ヘリンボーン(herringbone:にしんの骨)の柄。
かなりの年月が経っているのか、あちらこちら傷んでいます。

フランス パリ アパート
表面にはワックスがベッタリと塗ってある。
木と木の間には隙間もあり、また、ところどころに穴も…。