2007年07月13日(金) なるようにしか

今日は、少し夏らしいお天気。

午後、相方(水野)は手芸用品の問屋さんへ。
僕は、バッグの製造元へと出かけました。

帰り道、バスに乗っていた時のこと。
セーヌ河沿いでバスが止まり、運転手さんが乗客に…

「皆さん、ここで降りてください!」

…と叫びました。

どんな理由で降りなければいけないのか僕には分からなかったけれど、乗っていたお客さん達は…

「お~ぉ」

…とか言いながら、皆、バスを降りていきました。

なお、僕はいままでに何度も同じことを経験しているので、「あぁ、またか…」という感じ。

バスを降り、そして次のバスが来るまでの間、向かいのカフェでお茶を飲む人々を見たり、セーヌの河岸にあるコンシェルジュリー(Conciergerie)やエッフェル塔(tour Eiffel)を眺めたり、川沿いに並ぶブキニスト(bouquinistes:古本屋さん)を覘いたり…。

毎日がバタバタと忙しいので、思いがけずにできた束の間の空き時間は、逆に楽しかったりして…。

これが東京なら、きっとイライラしたかも知れないけれど、ここはパリ。
不思議と、それはありません。
この国、この街では、何事もなるようにしかならないので…。

フランス パリ カフェ
バス停の向かいのカフェ。
お店の前を行き交う人々や、店内のタバコ屋さんでお買い物をする人、忙しそうに出たり入ったりする給仕さんなどを見て過ごす。

フランス パリ コンシェルジュリー
セーヌの河岸に立つコンシェルジュリー。
夏らしいお天気になり、セーヌの川面も少し穏やかになった感じ。

フランス パリ ブキニスト
セーヌ河沿いに並ぶブキニスト。
最近は古本屋さんというよりも、半分はお土産屋さんという感じ…。

フランス パリ ブキニスト
お店には、古本の他、絵はがきや絵なども並んでいます。