2007年06月17日(日) 1つ1つと…
親しくしている骨董商の方から、1通のメールをいただきました。
それは…
「ボウルがたくさん入ったから、見にいらっしゃい」
…というお誘い。
ここで言うボウルとは、いわゆるカフェ オ レ ボウルのこと。
あるボウルコレクターが持っていたものを、全部まとめて譲り受けたのだとか。
そして、実際にボウルを見せてもらって、その数の多さにビックリ!
「本当は、もっとたくさんあったけど、中には売り物にならないものも」
…とのことでした。
山と積まれたボウルを前に、1つ1つを手に取って、その色や柄を楽しみます。
また、両手で持った時の納まり具合(これ、大事!)や、テーブルに置いた時の佇まいも確認します。
そして、たくさんのボウル達と向き合いながら、これらのボウルが作られたディゴワン(Digoin)やサルグミーヌ(Sarreguemines)、リュネビル(Luneville)などの産地に思いを馳せました。
現在では寂しくなってしまった産地が多いと聞きますが、いつの日か、ゆっくりと訪ねてみたいと思います。
たくさんのボウルの中から、僕が気に入ったものを3つご紹介。
1つめは、白地に青の草花が美しい、リュネビルのボウル。
う~ん、まるでマティスの青のように美しい…。
白地に、濃紺の線が一本!
このボウルは、テーブルに置いた時の佇まいがとても美しかった。
これも、リュネビルで作られたもの。
白地に、花一輪。
手描きの花の、この素朴さがいい(惚れた)。
「どんな人が絵付けをしたのかな~」なんて思いを馳せる…。