2007年05月02日(水) いとおかし
ここ数日、初夏のように暑いパリの街。
そして最近、夜寝ている時に聞こえてくる、プ~ンという耳障りな音…。
そう、早くも蚊が出はじめたのです。
初めのうちは…
「おっ! 蚊だ、早いね~」
…なんて言っていたのですが、こう毎晩出没されては、ゆっくり眠ることもできません…。
耳元で嫌な音がするたびに部屋の灯りを点け、両手をパンパン鳴らしながら小さな蚊を追いかけていたのですが…
「あっ、そうだ! 昔、おじいちゃんがみかんの皮を干して蚊取り線香にしてた!」
…と言う相方(水野)。
早速、マルシェでみかんを買ってきてその皮を細く刻んで干し、蚊取り線香を作ってみました(みかんを買うより、殺虫剤を買った方が良いという声も聞こえてきそうですが…)。
そして、いよいよ点火。
すると、日本の夏を思い出すような、懐かし~い香りが♪
効き目の程はよく分からないけれど、ここパリで、こんな風情(?)を楽しむことができるなんて…、いとおかし。
細く切って、新聞紙の上に広げ、日なたに干したみかんの皮。
パリは空気が乾燥しているので、みかんの皮も良く乾く。
缶ビールの空き缶を切って、蚊取り線香を立てる台に。
煙の立ち上る様は、本物の蚊取り線香そのもの。
ほのかに柑橘系の香りも漂って、これまたいい感じ!