2007年04月07日(土) いつ着くの?
私達の、自由気ままな旅。
「今日は、ヴァントゥ山(mont Ventoux、標高1909m)にでも行ってみようかな~」
…なんて宿のご主人に伝えたら…
「えっ! ヴァントゥ山? まだ雪があって行けないよ。それに寒いし、危ないぞ」
…とのこと。
それではと、ヴァントゥ山の周りにある村々を巡りながら、ラベンダーで有名なソー(Sault)の町へでも行ってみることに。
途中、サヴォイヤン(Savoillan)という小さな村に立ち寄って、教会堂の前で一休みしていたら、向かいのパン屋さんから1人の女性が出てきました。
「どこの国の方ですか?」
…と尋ねる彼女に…
「日本人です」
…と答えたら、なんと彼女も日本人!
仙台ご出身のチサトさんなのでした。
「え~っ! こんなところで日本人に会うなんて~!」
…と、お互いにビックリ!
人口100人に満たないこの村で、フランス人のご主人とパン屋さんを営んでいらっしゃるのだとか。
ん~、人生いろいろだな~(しみじみ…)。
続いては、レエアーネット(Reilhanette)の村にある、ホテル兼レストランでお昼ご飯。
村に1軒しかないこのお店は、「見晴し食堂」という言葉がピッタリ。
素晴らしい景色に美味しいお料理、陽気なおじさんの人柄にも魅せられて、ついつい長居をしてしまう私達なのでした。
あぁ~、このペースで旅していたら、ソーの町にはいつ着くのだろうか…。
ヴァントゥ山の北側にあるブラント(Brantes)の村。
ここはスイス?…と思ってしまうほどに美しいところでした。
(スイスには行ったことがないけれど…悪しからず)
仙台ご出身のチサトさん。
パンを焼く窯の前で。
この村に住んで、もう6年。
「本当は、ずんだ餅なんかも作ってみたい…」とのこと。
サヴォイヤンの村にあるチサトさんのパン屋さん。
良質の天然素材を用いたパン作りにこだわっているのだとか。
私達がお邪魔した時には、すでにパンは売り切れ…。
きれいな空気やお水も相まって、きっと美味しいパンなのでしょう!
南仏の山の斜面にへばり付く、小さな村、レエアーネット。
私達が「見晴らし食堂」と呼ぶレストランは、この山の中腹あたり…。