2007年04月05日(木) 贅沢な旅の時間

年に2回、春と夏に南フランスで開かれる大きな蚤の市に、私達は出かけています。
6回めとなる今回は、ヴェゾン ラ ロメーヌ(Vaison la Romaine)の町を拠点にしてみることに。

パリを朝8時に発つTGV(フランスの新幹線)に乗ると、10時半には南仏アヴィニョン(Avignon)の町に到着。
ここでレンタカーを借りて、コート デュ ローヌ(Cotes du Rhone)と呼ばれるワインの産地へと進みます。

途中で立ち寄ったのは、ジゴンダス(Gigondas)の村。
ジゴンダスは、シャトーヌフ デュ パプ(Chateauneuf du Pape)の村と並ぶ、ローヌワインの名醸地。
実は先日、パリでジゴンダスのワインを飲んだので、今回はその土地で飲んでみたいと思っていたからです。

村に着いたのは、ちょうどお昼頃。
早速、小さな広場の端にあるレストラン、ルスタレ(L'Oustalet)へ。
お昼ご飯のコースとともに、地酒の赤ワインを2種類いただきました。
同じ蔵元で造られたワインでも、生産年が異なると味も香りも違ってビックリ!
そしていずれも、香り高い、ホントに美味しいワインでした。

食後は、酔い覚ましも兼ねてジゴンダスの村をお散歩。
南仏の田舎の、温かな春の日差しを浴びながらゆっくりと歩いたり…、花咲く丘に腰かけてぼんやりと春の野山を眺めたり…。
本当に贅沢な、旅の時間です。

そして夕方、今回の旅の拠点となる、ヴェゾン ラ ロメーヌの町へと向かいました。
中世の趣が色濃く残る旧市街にある民宿に投宿し、お風呂に浸かって一休み…。

夕ご飯は、町外れにあるレストラン ムーラン ナ ユイル(Le Moulin a Huile)へ。
ここは、ミシュランガイドで1つ星を獲得しているところ。
しかし、気取った感じは少しもなく、心ゆくまで美味しいひと時を楽しみました。

フランス パリ リヨン駅
パリのリヨン駅から、春の南仏へと向かう。

フランス パリ コートデュローヌ ワイン
コート デュ ローヌのワイン街道を往く。

フランス パリ コートデュローヌ ワイン
ジゴンダスのレストランでいただいたジゴンダスの赤。
Domaine de LONGUE TOQUE。
造られた土地で飲む地酒の味に勝るものなし…。

フランス パリ コートデュローヌ ワイン
レストランでいただいたワインが美味しかったので、蔵元を訪ねてみる。
そして試飲を楽しみながら、お気に入りのワインをお土産に買う。

フランス パリ コートデュローヌ ワイン
ヴェゾン ラ ロメーヌのレストランでいただいた赤。
Domaine de Fondreche、Ventoux、Cuvee Nadal。
ここはヴァントゥ山(mont Ventoux)の麓、まさに地酒。