2007年04月04日(水) ささやかな楽しみ

パリのメトロの10号線、モベール ミュチュアリテ(Maubert Mutualite)駅から地上に出たところに、そのクレープ屋さんはある。
「その」とは、写真のおじさんがクレープを焼いてくれるお店だ。

私達は、そのお店のクレープが大好き。
バレエや映画を観た帰り道など、夜の遅い時間に立ち寄ることが多い。

クレープにはいろいろな種類があるけれど、私達が注文するのは決まって1番シンプルなお砂糖のクレープ(1枚2ユーロ、約300円)。
しかも、2人で1枚しか注文しない。

しかし、嫌な顔一つせず、丁寧にクレープを焼いてくれるおじさん。
寒い夜に、ポケットに両手を突っ込みながら、クレープが焼き上がるのを待つ時間の楽しいこと。

また、焼きたてのクレープをパクッ!と食べた瞬間の美味しいこと!

今日も2人で交互にクレープを食べながら、真っ暗なパンテオンの坂道を上がっていく…。
私達のささやかな楽しみ、夜のお砂糖のクレープ。

フランス パリ クレープ
クレープ屋さんの、昼間の様子。
クレープの他にも、パニーニやサンドイッチも売ってます。

フランス パリ クレープ
お店を前を通るたびに、挨拶をしてくれるおじさん。
照れながら、ポーズを決めてくださいました。