2007年02月25日(日) 王様と女王様

今日は、2つのチーズをご紹介。

1つめは、チーズの王様と呼ばれるエポワス(Epoisses)。
昨年の秋に続き、エポワスを食べるのは今日が2度め。

木製の容器を開けた瞬間、「わっ! 臭っ!」と身を引いた相方(水野)…。
さすがに王様、匂いだけでも凄いのです。

2つめは、チーズの女王と呼ばれるカマンベール(Camembert)。
ノルマンディー地方に出かけたお友達が、わざわざ買って来てくれたもの。
現在では、世界のあちらこちらで作られているカマンベールですが、これが正真正銘なのだとか。

匂いは、子供の頃に田舎のお爺ちゃん、お婆ちゃんのお家で嗅いだ、たくあんの漬物樽の匂い…。
日本で食べていたカマンベールとは、比べものにならない程に強烈です。

ところで、フランスでは、チーズは食事の最後に食べるもの。
このことは、レストランでも、家庭でも同じです。

また、日本にいた時にはチーズとワインを一緒に食べていましたが、フランスでは、一緒に食べることはまずありません。
チーズもワインも、どちらもその香りやコクを愉しむもの。
一緒に食べると、お互いにぶつかり合ってしまうからなのだとか。

フランス パリ エポワス
フランス、ブルゴーニュ地方、ベルトー(BERTHAUT)のエポワス。

フランス パリ エポワス
表面は鮮やかなオレンジ色で少しだけ固め。
一方内側は、クリーム色でとろけるような柔らかさ。

フランス パリ カマンベール
フランス、ノルマンディー地方、正真正銘のカマンベール。
木箱に記された「CAMEMBERT DE NORMANDIE:カマンベール ド ノルマンディー」の文字。
厳格かつ伝統的な製法にもとづいて作られたものだけが、そう名乗ることができる。

フランス パリ カマンベール
いままでに食べたどのカマンベールよりも、味も香りも印象深い…。