2007年01月26日(金) ピエール神父

火曜日のフランス語の授業の時、その前日(22日)に亡くなったピエール神父(Abbe Pierre:アベ ピエール)のことが話題になりました。
ピエール神父とは、私財を投じてホームレスらの救済に一生涯を費やしたフランス人神父のこと。

私のクラスメートは、全員がフランス以外の国から来た外国人ですが、皆んな、ピエール神父のことを知っていたようでした。
また、彼が50年以上前に創立した慈善団体エマウス(Emmaus)の活動のことや、1945年にフランスを大寒波が襲った時にパリでアパートから退去させられた女性が路上で凍死した際、ピエール神父がラジオで呼びかけて多くの寄付が集まったという話、さらには、雑誌の高感度ランキングにおいて彼は常に上位だったということなども…。

お恥ずかしい話、私は皆んなが話しているフランス語をよく聞き取ることができないという以前に、ピエール神父のことについて何も知らなかったのです。

さらに、エマウスが運営するリサイクルショップが、以前に住んでいたバスティーユにあったことは知っていましたが、まだ利用したことはありませんでした。
エマウスに不用品を寄付したり、必要なものを購入したりするだけでも、恵まれない人を救うことになるのだそうです。

フランス パリ ピエール神父
今日の11時頃から行われたピエール神父の追悼ミサ。
その様子はテレビでも放映されました。