2006年09月03日(日) 睡蓮の連作を愉しむ

毎月第1日曜日は、パリの市内にある多くの美術館が入場無料になります。

今日は午後から時間ができたので、約6年ぶりにリニューアルオープンしたオランジュリー美術館へ行ってみました。
オランジュリー美術館はコンコルド広場の隣り、チュイルリー公園内のセーヌ河沿いにあります。

ここの主役は、何と言ってもクロード モネの睡蓮。
楕円形の2つの広間に、睡蓮の連作が展示されています。

この広間にはモネの睡蓮のみが展示され、絵と見る人との間にはガラスなどの仕切りもなく、また、天井全体が自然光を取り入れた天窓のような照明になっています。
そのため、時間やその日の天気、季節の移り変わりなどによって、絵の見え方も変わるのかな?と思いながら観ていたら、モネが晩年を過ごしたジヴェルニー(Giverny)の村の、睡蓮の池の周りをお散歩しているかのような気分になりました♪

追伸、
オランジュリー美術館のWebサイトでは、睡蓮の連作をヴァーチャルに鑑賞することができます。
まるでオランジュリー美術館を訪れて、貸し切りで(たった1人で)絵を観ているかのような体験ができますので、是非、お愉しみください。
なお、睡蓮の連作が表示される画面の左側、黒塗りの中にある灰色の図形は、オランジュリー美術館の館内(構内図)を示しています。
そして、その図形の中の黄色い〇はご自身の立ち位置を、さらに、黄色い光はご自身が向いている方向を示しています。

フランス パリ オランジュリー美術館
毎月第1日曜日は入場無料とあって、入り口には長蛇の列が…。
館内への入場を制限しているため、我慢して待った分、ゆったりと見ることができる。

フランス パリ オランジュリー美術館
自然光を利用した天井の照明。
広間の中央にはソファが置いてあり、のんびりと贅沢な時を過ごすことができる。

フランス パリ ジヴェルニー
パリの北西、ジヴェルニーの村にあるモネの家と庭園。
4月に行った時には睡蓮が咲いていなかったので、またいつか行ってみたい。

フランス パリ モネの睡蓮
館内のショップで購入した長~いポストカード。
実物の約1/18の大きさで、お土産にお薦めです。
1枚3.5ユーロ(約540円)。