2006年07月07日(金) 贅沢な悩み
アパート探しの続き…。
以前、候補に挙がっていた2つのお部屋は、設備(備え付けの家具が多過ぎる…)や家賃(家賃が高過ぎる…)で折り合いが付かず、別のお部屋を探すことに。
次の候補はパリの15区、エッフェル塔やシャン ド マルス公園に近いお部屋です。
パリの1区から20区までの各区は、それぞれに異なった特徴を持っていると言われています。
現在私達が住んでいる5区は、いわゆる文教地区。
また、昨年まで住んでいた4区は、古いパリの佇まいが残る地区でした。
そして、次の候補地である15区は、閑静な住宅街。
お部屋や建物、周辺の様子を拝見した時の印象は、とても明るく、現代的な感じ。
逆に言えば、僕がパリらしい…と勝手に思っている古い雰囲気は感じられません。
真っ白に塗られたきれいな壁に、新しく張り替えた木の床。
2つあるお部屋は一面がすべて窓という明るい雰囲気。
そして新品の食器洗い機やオーブンなどが備え付けられた広いキッチン。
とても生活しやすそうなお部屋です。
しかし、ドアや窓の建て付けが悪かったり、階段や床がギシギシと鳴ったり、少し薄暗いような部屋こそがパリらしいと思っている僕にとっては、ちょっと味気ない気も…。
でも、これって、とても贅沢な悩みですよね。
パリの5区、リュクサンブール駅。
昨年、4区から引っ越して来た時には少々不便に感じたけれど、いまでは正反対。
とても住み易いところだということが判りました。
そして、もうすぐ引っ越しかと思うと、何だか残念にすら思えます。
近所にある、雑誌スタンドの犬。
いいな、彼はのんびりしていて。
アパート探しの心配なんて、ないんだろうし…。