2006年04月12日(水) 春の南仏を巡る旅

早朝のTGV(フランスの新幹線)で、南仏アヴィニヨン(Avignon)の町へと向かいました。

車窓から眺めるフランスの春の大地は、本当に美しいもの。
緑の草原は地平線まで続き、木々には白やピンクの花が咲いています。

アヴィニヨンからはレンタカーで移動します。
まずは、南西約30kmにあるタラスコン(Tarascon)という小さな町へ。
町外れに車を停め、迷路のように入り組んだ細い道を、気ままに歩きます。

そんな町の中にあるのは、プロヴァンス プリント(南仏特産の生地)で有名な、ソレイヤード(SOULEIADO)という会社(本社と博物館)。
地図がなければ通り過ぎてしまいそうな細い路地の奥に、ひっそりと佇んでいました。

続いては、10km程南にあるフォンヴィエイユ(Fontvieille)の村へ。
ここはドーデの「風車小屋だより」で有名なところ。
村はずれの丘の上に小さな風車が1つ。
南仏の春の風に、静かに吹かれていました。

夕方、8km程南西にあるアルル(Arles)の町へ。
ドーデの「アルルの女」や、ゴッホの「ひまわり」など、数々の名作が生まれたところです。
今回の旅ではこのアルルに宿を取り、周辺にある小さな町や村を巡ります。

フランス パリ 南仏
いちめんの菜の花、いちめんの菜の花。

フランス パリ 南仏
タラスコンの町にある、ソレイヤードの本社兼博物館。
小さな町の、細い路地の奥に、ひっそりと…。

フランス パリ 南仏
フォンヴィエイユの村にある、ドーデの風車小屋。
小高い丘の上で、南仏の春風に吹かれていました。

フランス パリ 南仏
南仏、フォンヴィエイユの村。
赤瓦の屋根が印象的。

フランス パリ 南仏
今回の旅で泊まった、アルルのホテル。
お花がいっぱいの中庭。
古いお屋敷を改装した、とても良い雰囲気の宿でした。