2004年09月04日(土) 自分が決める値段
夏のヴァカンスの間は、お店の数も少なくなっていたヴァンヴの蚤の市ですが、徐々に賑わいを取り戻して来ました。
あるお店で気になるものを見つけたので…
「これ、いくらですか?」
…と尋ねたら…
「10ユーロ(約1,400円)」
…とのお返事。
「もっと安くなりませんか?」
…と再び尋ねたら…
「いやいや、それで精一杯」
…とのこと。
すかさず私が…
「8ユーロ!」
…と言ったら、ニコニコしながら…
「じゃ、12ユーロだ!」
…と、こちらが2ユーロ安くしてと言っているのに、逆に2ユーロ高く言ってきたのです。
面白い店主だな~と思いながらも…
「じゃ、結構です(いりません)」
…と私が言ったら、笑いながら…
「8ユーロでいいよ」
…とおっしゃってくださいました。
でも、この様なやり取りの場合、最初に私が8ユーロと言った時点で、自分で値段を決めてしまっているのです。
もしあの時、7ユーロと言っていたら7ユーロになったかも知れませんし、5ユーロと言っていたら別の展開になっていたことでしょう。
パリ、ヴァンヴの蚤の市。