456 なんだか、どこか、こそばゆい
先日、フランス語の授業でのこと。
着るものや身につけるものに関する単語を習っていた時に、驚くことが2つありました。
1つめは、コスチューム(costume)という単語です。
日本語の辞書で「コスチューム」という単語を引いてみると、「ひとそろいになった婦人服、ドレス、または舞台衣装など」と記されています。
しかし、フランス語でコスチュームとは、男性用のスーツのことを言うのだそうです。
僕は、コスチュームと言う単語には、女性用の衣装というイメージがありましたので、これには驚きました。
ちなみに、フランス語で女性用のスーツのことは、タイユール(tailleur)と言うそうです。
2つめに驚いたのは、シュミーズ(chemise)という単語です。
日本語の辞書で「シュミーズ」という単語を引いてみると、「袖なしで、胸から腰までをおおう、しめつけない形の婦人用の肌着。シミーズ」と記されています。
しかし、フランス語でシュミーズとは、男性用のシャツのこと。
いわゆるワイシャツなどのことを言うのだそうです。
先ほどのコスチュームという単語以上に、シュミーズという単語にはより女性的なイメージがありましたので、これには本当に驚きました。
ちなみに、フランス語で女性用のシャツのことは、シュミジィエ(chemisier)と言うそうです。
なお、僕は日本にいた頃、会社員だったわけですが、毎日、シャツにスーツを着て仕事をしていました。
しかし、これをフランス風に言えば、毎日、シュミーズにコスチュームを着ていたことになり、そう考えると何だかおへその辺りがムズムズするような、どこかこそばゆいような、ちょっと変な気持ち(?)になってきます…。