453 隣り合って、異なって
先日、パリから電車に乗って、ドーヴィル(Deauville)とトゥルーヴィル(Trouville)という2つの町に行ってみました。
ドーヴィルとトゥルーヴィルは、フランスの北部、ノルマンディー地方にある海辺の町です。
パリのサン ラザール駅(Gare Saint Lazare)からは電車で約2時間。
2つの町の間に位置するトゥルーヴィル ドーヴィル駅(Gare de Trouville Deauville)に到着します。
そして、駅を出て左に向かえばドーヴィルの町に、右に向かえばトゥルーヴィルの町に通じます。
なお、ドーヴィルの町は、「ノルマンディー海岸の女王」とも呼ばれる海辺のリゾート。
港にはたくさんのヨットが浮かび、町中には高級ブランドのお店が並んでいます。
さらに、レストランやホテルもゴージャスな雰囲気。
この町は、パリに住む上流階級の人たちが休暇を過ごすために、昔から訪れていたところなのだとか。
またそのために、その人たちを目当てにした豪華なホテルや一流のお店が軒を連ねるようになったのだそうです。
なお、私達が出かけた日は3連休の初日だったのですが、町中はお洒落な人たちで溢れ、また、道にはドイツやイギリスなどの高級車がたくさん走っていました。
一方、トゥルーヴィルの町は、フランスの地方にある港町の雰囲気。
幅の狭い道がクネクネと町の中に続き、その両側には活気のある商店やブラッスリー(brasserie)が並んでいます。
さらに、小さな広場には露天のお店が数軒立ち、素朴なお菓子やワイン、ハムやチーズなどが売られていました。
そして、町中を抜けたところにある海岸には、お散歩や日光浴を楽しむ家族連れの姿がたくさんありました。
今回、思いつくままに(何の計画もなく…)この2つの町を訪ねてみたわけですが、隣り合う2つの町の対照的(?)な雰囲気はとても興味深いものでした。
なお、以下にそれぞれの町の観光局が運営しているWebサイトの中から、いくつかのキーワードを拾ってみましたので、それらをお読みになり、皆さまも2つの町の様子を想像してみてください。
そして、いつの日か機会がございましたら、是非、2つの町を訪ねてみてください。
●ドーヴィルのキーワード
- 優雅さ
- 砂浜をカラフルに彩るパラソル
- 高級なホテルやカジノ
- 高級ブランドを扱うブティック
- ヨーロッパレベルのコンベンションセンター
- タラソテラピー - スパセンター
- ノルマンディで最も大きなヨットハーバー
- 海辺での乗馬
- 映画フェスティバルとクラシック音楽祭
- ネオノルマンディ風のすばらしい屋敷
- あらゆるスタイルの食事
●トゥルーヴィルのキーワード
- 偽りの無さと親近感
- 絵になるような美しい漁港
- 魅力的な海水浴場
- 広大な細やかな砂の海岸
- 活気あふれる商店や市場
- 海の幸が楽しめる数多くのレストラン
- のんびりお散歩
- 魚市場
- ロバのレース
- 海とサバのフェスティバル
- ノルマンディ地方の美味しいものがすべてここに勢揃い
追伸、
それにしても、「海とサバのフェスティバル」ってどんなんだろ?
見てみたいな~(美味しそう…)。