452 知らなかった…
先日、パリのワイン商の方とお話をしていた時のこと。
僕のつたないフランス語で、ワインについていろいろとお話を伺っていたのですが、途中、僕の語学力ではどうにもならなくなり、「すみません、ここからは英語でお話を伺ってもいいですか?」とお願いしてみました。
そして、僕からのお願いを快く受けてくださった彼が、話をフランス語から英語に切り替えた途端に、とても驚いたことがあったのです。
それは、バーガンディ(burgundy)という言葉。
フランス語で話をしていた時には、ブルゴーニュ地方で作られたワインのことをブルゴーニュ(bourgogne)と呼んでいたのですが、英語に切り替わった途端に、バーガンディと呼んだからです!
バーガンディという言葉自体は日本にいた頃から知っていましたし、バッグや服の色を表す時に自ら使ってもいたのですが、単に色を表す言葉だとばかり思っていて、その語源については知らなかったのです。
なお、バーガンディという言葉を辞書でひいてみると…
【バーガンディ burgundy】
- 色名。フランス、ブルゴーニュ産のワインのような暗い赤色
- ブルゴーニュ地域圏の英語名
- ブルゴーニュワインの英語名
…と記されています。
バーガンディとは、ブルゴーニュという言葉の英語名だったのですね。
ちなみに、フランスワインの2大産地のもう1つ、ボルドー地方(bordeaux)については、フランス語でも、英語でも、ボルドーと呼ぶようです。