433 礼儀作法
先日、新商品が入荷したので撮影を進めていたのですが、思わず、その手を止めて見入ってしまったものがありました。
それは、フランスの子供達が礼儀作法を学ぶためのカードです。
レトロな雰囲気のイラストも可愛らしいのですが、その内容がなかなか凄い!
子供が学ぶための物とはいえ、大人にとっても大切なことがたくさん書いてありました。
その中には、日本ではあまり注意されないようなマナーもあります。
フランスでは、イマドキの風の若者でも礼儀がきちんと身についていると感心することがあるのですが、彼らも小さな頃から、これらのことを言い聞かされて育ったのだと思うと納得です。
それでは、その内容を一緒に見てまいりましょう。
●礼儀は幸運と人の心を開く鍵
- もし、あなたが良い礼儀作法を身につければ、あなたに出会うすべての人が、あなたに好意を持ってくれることでしょう
●テーブルに着く前に
- 顔と手を洗いましょう
●テーブルに着いたら
- 椅子に正しく座りましょう
- ひじをついてはいけません
- ナプキンを膝の上に置きましょう
- 食器はおもちゃではありません
- 人に何かをお願いする時には「お願いします」を必ずつけましょう
- そして何かをとってもらったら、「ありがとう」と言いましょう
- かむ時は口を閉じましょう
- 口を食べ物でいっぱいにした状態でおしゃべりをしてはいけません
●食事の終わりに
- ナイフやフォークなどはお皿の中に置きましょう
- ナプキンをたたみましょう
- 断ってから席を立ちましょう
●友達を招待した時
- 挨拶のために出迎えをしましょう
- コートをどこへ掛けたらいいのかを教えてあげましょう
- 他の友達にも紹介をしましょう
- 飲み物やつまむものなどを勧めましょう
- どんな遊びをしたいかみんなの希望を聞きましょう
●友達が帰る時
- 来てくれたことのお礼を言いましょう
- 男の子は女の子がコートを着るのを手伝いましょう
- 女の子や年上の人のためにドアを開けて先に通してあげましょう
●友達の家に招待された時
- 到着したら、「こんにちは」の挨拶をしましょう
- 友達のお母様にも忘れずに挨拶をしましょう
- 他の友達にも挨拶をし、友好的に、明るく接しましょう
- 友達に断ることなく何かに触ってはいけません
- 人に何かをお願いする時には「お願いします」を必ずつけましょう
- そして何かをとってもらったら、「ありがとう」と言いましょう
●帰る時間になったら
- 招待してくれた友達に、とても素晴らしい時間を過ごせたことを伝えましょう
- 友達のお母様に忘れずに挨拶をし、お礼を言いましょう
●友達に電話をかける時
- 先に名のってから、友達に替わってもらいましょう
●電話が鳴ったら
- はっきりと落ち着いて「少々お待ちください、パパかママに替わります」と言いましょう
- 両親が留守のときは、伝言を聞きましょう
- 注意深く聞き、名前と電話番号をメモしましょう
- 伝言は繰り返して確認しましょう
●電車、メトロ(地下鉄)、バスの中で
- 人を突き飛ばしてはいけません
- 他の人を追い越す時には「すみません」と言いましょう
- うっかり他の人にぶつかった時には「ごめんなさい」と言いましょう
- 他の人をじっと見てはいけません
- 椅子に足を置いてはいけません
- 大きな声を出してはいけません
- 走ってはいけません
●口の前に手を置きましょう
- あくびをする時
- 咳をする時
- くしゃみをする時
●男の子は帽子を取りましょう
- 目上の人に挨拶をする時
…いかがでしたか?
当たり前のことでも、大人になると案外できなくなっているかも知れません。
また、日本の男の子にも身に付けてもらえたらカッコイイな~と思うこともありますね。
そして、私も反省するところ多し…。