383 よろしくお願いいたします
新年、あけましておめでとうございます。
本年も、どうぞよろしくお願いいたします。
毎週休まずお送りしておりますフルールドクールのメールマガジンも、5,000人を超える方々にお読みいただけるまでになりました。
本当に、ありがとうございます。
さて今日は、年があらたまったのを機に、開店当初からのフルールドクールの様子を振り返ってみたいと思います。
開店当初からメールマガジンをお読みいただいている方も、また、今回初めてお読みいただく方も、どうぞお付き合いください。
●2004年(1年目)
1月1日、日本の個人事業主としてのフルールドクールが誕生。
2月13日、オンラインショップ、フルールドクール開店。
11月、フランスでの有限会社(fleur de couer E.U.R.L.)設立。
とにかくフルールドクールを軌道に乗せることに力を注ぎました。
また、1人でも多くのお客様に喜んでいただけるよう、良い品物を探すこと、サービスやサイトを少しでも充実させること…無我夢中でした。
この頃は、フランスのことも、商売のことも、フランス語も解らず、ある意味、よく頑張っていたなぁ~と思います。
(正直なところ、この頃にはもう戻りたくないなぁ~。)
●2005年(2年目)
大変な手続き。
会社設立に関連する手続きや会社を設立した後の事務的な処理は、私達にとって想像をはるかに超える大変なものでした。
銀行口座をなかなか開設してもらえなかったり、信頼できる会計士さんがなかなか見つからなかったり、何度も役所に通ったり…。
相方(阿部)がスーツを着て、日本のフランス大使に直談判にでかけた時は、本当にドキドキしました。
手続きに多くの時間と体力を費やすことになり、本来の仕事(良い物を仕入れて販売し、お客様に喜んでいただくこと)になかなか集中することができず、もどかしくもありました。
(フランスでこのまま続けられるのか、もう日本に帰った方がいいのか、決断ができず不安な日々を過ごしていました。)
●2006年(3年目)
フランスで人を雇う。
少しずつお客様が増え、新たな可能性を求めて社員さんを雇うことにしました。
フランスの雇用制度を全く理解していなかったため、後になって分かることばかりで、予想外の苦労もしました。
しかし、学んだことも多く、お陰でフランスの社会がほんの少し見えてきた気がします。
スタッフとして働いてくださった藤浦さんは、子育てと両立しながら精一杯働いてくださり、フルールドクールがパッと明るくなった気がしました。
(この頃、フランス語の市民講座にも通い始め、少しだけフランス語が解るようになり、友達もできました。)
●2007年(4年目)
絶体絶命?
スタッフの藤浦さんがご都合で退社され、阿部、水野の2人に戻ってしまいました。
寂しかったけれど、初心に戻り、商売に努めようとあらためて思いました。
また、国から還付されるはずの税金(消費税19.6%分)に関する手続きが長引き、前半は資金的に苦しい時期になりました。
絶体絶命の大ピンチを日本に居る家族の協力で乗り切り、秋には無事還付され、やっと落ち着いて本来の仕事ができる環境になりました。
その後は、今まで行ってみたかったフランスの地方にも、たくさん出かけました。
(商売をする上で、資金繰りの苦労はつき物…。大きな会社も小さな会社も同じだと思います。それでも不安で不安でたまりませんでした。)
●2008年(5年目)
欲張らず、誠実に。
1人でも多くのお客様の心に花を届けることができますように…。
この願いは、フルールドクールを立ち上げた頃から変わりません。
解決しなければならない問題は大小さまざま、今でも山積み…。
さらに、次々と波のように絶え間なく私達にふりかかってきますが、ずるをすることなく、1つ1つ乗り越えて行こうと思います。
一時期はフルールドクールが大きくなれば…と夢見た頃もありましたが、今は逆。
2人でできる範囲で、欲張らず、誠実に、お客様に喜んでいただくことを1番に考えてやって行けたら、それが何より。
(泣き虫の私は、今でも辛いことがあればしょっちゅう泣いていますが、それでも、フランスに来てからの4年間では今が1番幸せです。やっとそう思えるようになりました。)
今年もフルールドクールをどうぞよろしくお願いいたします。