359 島が沈んじゃう?
フランスの首都、パリ。
そのパリを中心とした半径約100キロの地域を、イル ド フランス(Ile de France:フランスの島)と呼びます。
本当にこの地域が島になっているわけではありませんが、セーヌ河やオワーズ河、マルヌ河などの流れによって、島のような地形になっていることから、そう呼ばれるようになったのだとか。
確かに、テレビの天気予報などで上空の高いところから撮られたパリの写真を見ると、蛇行して流れるそれらの河によって、島のように見えなくもありません。
ところが、このフランスの島、フランス全土の広さ(約55万平方キロメートル)に対して、たった2%ほど(約1万平方キロメートル)の広さしかないのだとか…。
しかしその島に、全人口(約6,200万人)の約19%(約1,180万人)もの人が住んでいるそうです!
何だかそう聞いた途端に、もしここが本当の島ならば、建物やそこに住む人々の重さによって、沈んでしまうのではないかとも…。
本当にそんなことにならないように(ならないって?)、島の住民として身軽に生きなければならないと思う、今日この頃です。