357 いい大人が…

パリの街中で、携帯電話で話をする人たち…。
歩きながらや、カフェでお茶を飲みながら、また、メトロ(地下鉄)や電車、バスの中でも…。

しかし、僕はフランス語が解らないので、彼らの話していることは気になりません。

また、周りの人たちを見ていても、あまり気にはしていないようです。
公の場での携帯電話の使用について、誰かが(他人が)注意しているところも、見たことがありません。

ただし、彼らの話の内容は解らなくても、僕が面白いな~と思っているのは、会話の最後に交わされている言葉。

一般にフランス語では…

「さよなら」は「Au revoir:オ ルヴォワール」、「では、また」は「a bientoto:ア ビアント」

…と言いますが、その他によく使われているのが…

「じゃあね」という感じの「salut:サリュ」や、挨拶としての軽いキスを意味する「bise:ビズ」、さらに「ciao:チャオ」なんていうのもあります。

なお「ciao:チャオ」は、イタリア語で「こんにちは」や「さようなら」という意味だそうですが、結構使っている人も多く、中には「チャオチャオ」と2回繰り返す人も。

いい大人が可愛らしく、そして楽しそうに「チャオ チャオ!」なんて言っているのを聞くと何だか可笑しくもありますが、同時に、大人になってもそんなふうに言葉を交わすことのできる相手がいるなんて、羨ましいな~とも思います。

ところで、僕が子供の頃にはチャオという名前のキャンディーがあったんだけど、今もあるのかな~?
(あっ、分かる! 覚えてる!とお思いになった方は、それ相応のお歳のはず…)